カマヴィンガ「クロースの落ち着きぶりとプレービジョンは本当に素晴らしい。モドリッチの魔法には…もう何も言えないよ」|ラ・リーガ
レアル・マドリードMFエドゥアルド・カマヴィンガは、ラ・リーガ第27節バレンシア戦(2-2)でMFジュード・ベリンガムの決勝点が認められなかったことについて、「本当に奇妙だ」と振り返った。 バレンシアに2点先取されながらも、前半終了間際と後半途中にヴィニシウスがゴールを決めて同点に追いついたマドリーは、98分に物議を醸す幻の決勝点を決めていた。 モドリッチのCKをGKママルダシュビリがクリアし、こぼれ球を拾ったブラヒム・ディアスが右サイドからボールを折り返すと、ベリンガムがヘディングシュートでネットを揺らした。だがヒル・マンサーノ主審はベリンガムのシュートの直前、ブラヒムがクロスを上げたか否かのタイミングで試合終了のホイッスルを吹いており、マドリーのゴールを無効としている。同主審は直後、抗議するベリンガムが侮辱の言葉を口にしたとして、レッドカードも提示している。 4日に記者会見に出席したカマヴィンガは、その出来事についていまだに理解できていない様子だった。 「君たち(報道陣)も目撃しただろう。あれは本当に、本当に奇妙だった。フットボールであんなことは目にしたことがない。とてもおかしいことだ」 カマヴィンガはまた、自身の理想のプレーポジションや改善すべきことについて語っている。 「僕は中盤の底でプレーするのが好きだ。でも、もう少し前の方でもプレーできる」 「改善すべきことはより集中すること、もっとゴール、アシストを決めることだね。それと右足をもう少しうまく使えたらと思う」 「モドリッチとクロースから学び取りたいこと? モドリッチからはポジショニング、クロースからはその落ち着きとロングボールを参考にしたい」 「クロースはその落ち着きぶりとプレービジョンが本当に素晴らしい。モドリッチは……彼の持つ魔法について、僕から言えることなんてないよ」 オーレリアン・チュアメニは中盤の選手にもかかわらず、ここ最近は負傷者が多いセンターバックとしてプレーしている。同様に、望まないながらも左サイドバックを務めることもあるカマヴィンガは、フランスの同胞MFが最終ラインでプレーしていることに、何か感じているのだろうか。 「僕も同じ状況になったことがある。彼がDFとして起用され始めたとき、僕からは『物事はそうやって始まっていくのさ』と伝えたよ。彼はDFとしても強力だが、結局はMFなんだよ」 レアル・マドリードはPSGのFWキリアン・エンバペ獲得をすでに内定していると報じられるが、フランス代表のチームメートであるカマヴィンガは、何か知っているのだろうか。 「彼と話はしていない。キリアンはPSGの選手で、来季に何をするのかは知らないんだ。彼はこのチームの選手ではないし、PSGにも敬意を払わなくてはいけない」 「レアル・マドリード内で彼の移籍話はしていない。それが現実だ。代表チームに合流すればそのことが話題になるかもしれないが、彼からは何も言ってくれないだろう。当たり前のことだよ」 カマヴィンガは最後に、自身の“隠れた才能”について問われ、次のように返答している。 「ピアノが弾けるし、なおかつ歌える。他にもいろいろできるよ」