張本美和は「美しくて礼儀正しい」 中国メディアが称賛した姿とは 急成長した“15歳の行動”に世界4位が驚く
急成長を見せている卓球女子の張本美和が、国際卓球連盟(ITTF)が4月23日に発表した最新の世界ランキングで8位となり、自身初のトップ10入りを果たした。男子では兄の智和が日本勢トップとなる9位で、妹の美和が兄を上回る結果となった。 【動画】W杯女子シングルス準決勝!張本美和が王曼昱と対戦 恐るべし15歳は、マカオで開催されたワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で、当時世界ランキング3位の王芸迪(中国)を4‐1で破り、準決勝では同2位の王曼昱(中国)と対戦。2‐4で敗れ、決勝進出とはならなかったものの、女子W杯史上最年少での銅メダルを獲得した。 中国メディアの『新浪体育』は、同じく準決勝で孫穎莎(世界ランク1位)と対戦して敗れた陳夢(世界ランク4位)が銅メダルに終わり、パリ五輪女子シングルスの出場枠を逃したことを紹介。記事の中で「彼女(陳夢)と孫穎莎が抱き合ったとき、彼女は無理に笑顔を見せ、寂しさに満ちた目をしていた」と伝えた。 しかし、同じく銅メダルの張本美和に対して「彼女はとても美しくて礼儀正しく見えた。銅メダルを身に着けた後、彼女はとても興奮して、隣にいる陳夢と率先して握手をしようとした」とし、陳夢は「(張本が)こんなに礼儀正しいとは思っていなかったので驚き、喪失感に浸り続けて握手をしなかった。感情の喪失に没頭していてあまりにも失礼だ」と伝えた。 互いの健闘を称え合おうとする張本の行動を、強豪・中国のメディアも素直に称賛した。そんな張本は自身のX上で、今回のW杯の結果について触れ「お兄ちゃんと一緒に表彰台に上がることができてとても嬉しいです」と、W杯男子で銅メダルを獲得した兄の智和と、ともに表彰台に上がれたことを喜んだ。 さらに「応援してくださった皆様本当にありがとうございました!」とファンに感謝を伝えると、「結果に満足しないでもっともっと練習に励みます!」と意気込みを語っている。 この投稿にファンからは「本当におめでとうございます。最高でした」「素晴らしい試合を見せてくれてありがとう」と感動のリプライであふれていた。 W杯で若くしてその実力と品格を見せつけた張本。パリ五輪では団体戦要員として金メダル獲得を目指す。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]