事故機、ボルト欠如か ボーイング納入時、米紙報道
【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は29日、飛行中に胴体側面の部品が吹き飛んだアラスカ航空のボーイング製小型機737―9(MAXシリーズ)について、昨年10月末に納入された時点で部品を固定するボルトがなかったとみられると報じた。ボーイング社などの関係者の話としている。 吹き飛んだ部品は、設計上非常口となっているが、座席の配置などの関係で非常口として使わない開口部をふさぐ「ドアプラグ」。同紙によると、ボルトで固定された痕跡がなかった。ドアプラグは西部ワシントン州の工場での最終工程でいったん取り外され、その際の作業で不適切な点があったという。