なんでダメだった? 日本代表で輝けなかった名手(4)ガラスの天才…。何度も苦しんだ日本屈指のMF
チームが違えば求められる役割も変わるもので、クラブチームで圧倒的な存在感を放った選手でも、サッカー日本代表で印象が薄かった選手は多くいる。今回は、所属クラブでヒーローになったものの、代表では同じようなインパクトを残せなかった元日本代表の選手をピックアップして紹介する。
MF:大島僚太 生年月日:1993年1月23日 日本代表成績:7試合0得点1アシスト 大島僚太は、川崎フロンターレで人気を集める中心選手だが、日本代表では大きなインパクトを残せなかった。 静岡学園高校卒業後の2011年に川崎フロンターレでプロキャリアを始めた大島は、類い稀なパスセンスと圧倒的なテクニックでチームの攻撃を華麗に彩った。2016シーズンからは川崎フロンターレの歴史で初となる日本人の10番となっている。 同年5月には、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督のもとでA代表デビューを飾った。しかし、2018年はFIFAワールドカップのメンバーに入ったものの出場機会なしに終わると、その後も定着できず、2019年のEAFF E-1サッカー選手権を最後に声が掛からなくなっている。 大島が代表に定着できなかった主な理由としては、代表戦でピッチに立った際に強烈なインパクトを残せなかったことのほかに、細かいケガの多さが挙げられる。これまでのキャリアでリーグ戦30試合以上に出場したシーズンはなく、常にピッチに立てるわけではないという弱点は重い足かせになった。 大島はJリーグ屈指の天才肌と言えるMFなだけに、日本代表でもっと活躍する姿を見たいと願っていたファンも多いのではないだろうか。
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