南国の花、ブーゲンビリアを愛でながらほほ笑む原英莉花

　「女子ゴルフ・ダイキン・オーキッド・レディース」（２９日開幕、琉球ＧＣ＝パー７２） 【写真】ツイードのジレに透け感のあるチュールのスカート、生足にルブタンの 原英莉花 　女子ゴルフの国内ツアー今季初戦、ダイキン・オーキッド・レディースを２日後に控えた２７日、出場選手が会場の沖縄県琉球ＧＣで練習した。原英莉花（２５）＝ＮＩＰＰＯＮ　ＥＸＰＲＥＳＳホールディングス＝も調整。今秋の米ツアー出場権を懸けた最終予選会からの挑戦を狙い、開幕からのスタートダッシュで世界ランク７５位以内入りを目指す。 　今秋のリベンジへ“スロースターター”返上だ。昨年１０月、原は米ツアー出場権を懸けた２次予選会でまさかの失格となった。来季こそ同ツアー参戦へ予選会再挑戦をすでに明言。世界ランク７５位以内なら最終予選会から出場可能という近道へ、ランキング上昇を狙う。 　そのためには開幕戦から結果を残したい。ランク９２位で「春先に１勝を目標に頑張りたい」とスタートダッシュを誓うが、自身の通算５勝のうち４勝は９月以降とシーズン後半に偏る。 　ただ今季は好気配が漂っており、自身の今季初戦、前週にタイで行われた米ツアーのホンダＬＰＧＡは１６位。例年は「いつも開幕に向けて空回りしていた」と気合を入れすぎていたが、ギアの調整を控えめにするなど、昨年とあまり変わらない状態で臨んだ。「逆に変化をつけなかったのが、メンタルコントロール的にもうまくいった」と自然体が功を奏した。 　師匠からのゲキも飛んだ。タイへの渡航前にジャンボ尾崎邸に足を運び「今年はやってくれんだろうな？」とハッパをかけられ「はい、やります！」と返した。元日の初詣、千葉県鋸山で引いたおみくじは２年連続の大吉。昨季は波乱のシーズンを送りながら、日本女子オープンを制した。吉兆も味方に開幕から勝利を積み重ね、師匠にいい報告をしたい。