吉田優利が米ツアー初の首位 シード確保どころかツアー初優勝も視界「目標か…。どうしましょうね」【米女子ゴルフ】
◇7日 米女子ゴルフ ロッテ選手権第2日(米ハワイ州、ホアカレイCC) 【エワビーチ(米ハワイ州)テッド・ムース】吉田優利(24)=エプソン=が6バーディー、1ボギーの67とさらに伸ばし、通算9アンダー。米ツアーで初めて首位に立った。韓国の金阿林(キム・アリム)ら3人も、同スコアで並んでいる。畑岡奈紗(25)=アビームコンサルティング=が64と猛チャージをかけ、通算6アンダーで、3打差7位に上がった。 68で回った前日は「来季の出場権を取れなかったら、予選会に出ることを見すえている。プレッシャーは、ほぼない」と話していた吉田。一夜明けても勢いは止まらず、トップに躍り出た。 スタートの10番で3メートルを決めてバーディー発進。13番と17番では2・5メートルを沈めるなど、特にパッティングが好調で、上がり2ホールはいずれも8メートルをねじ込んだ。「8番は結構スライスが曲がってる感じで、うまく完ぺきなラインに乗せられた。9番もしっかり読み切れた」と、納得顔。 ショット自体はまだ課題が多いと言い、バンカーに落ちたと思われた打球が転がり出るなど、運も何度か味方に付けた。「スイングが安定していないが、自分のミスを把握できるようになってきた。マネジメントしやすい」という。 シード確保どころか、ツアー初優勝も見えてきた。「目標か…。どうしましょうね。貯金ができたと思って、自分のスコアに満足しないように、どんどんバーディーを狙っていく」。3日目以降は、ハワイ特有の強い風が予想されている。「私はそんなに飛ばない。(風が強いと)飛ぶ方が難しいホールもある。逆風のホールでどれだけ頑張れるかが勝負」と、思い描いた。
中日スポーツ