カタールW杯以降、招集なし…… 29歳を迎えたスターリングが目指すイングランド代表復帰への道
サウスゲイトは退任し、新時代へ
チェルシーでプレイするラヒーム・スターリング(29)はイングランド代表復帰への意気込みを語った。 2012年に17歳という若さでイングランド代表デビューを飾ったスターリングはこれまで、3度のW杯出場、2回のEURO出場を記録しており、代表の主力選手の1人として長年チームを引っ張ってきた。ガレス・サウスゲイト率いるイングランドの常連組ではあったが、2022年のカタールW杯以降は代表メンバーに選ばれていない状況が続いている。 若手有望株がどんどん台頭していることも大きく関係しているが、スターリングは2022年夏にチェルシーに移籍して以降、所属チームで思ったようなパフォーマンスを見せられていない。22-23シーズンは公式戦38試合で9ゴール4アシスト、23-24シーズンは公式戦43試合で10ゴール8アシストと悪くない数字を記録しているが、スター選手揃いの今のイングランド代表にメンバー入りするには少し物足りない。 しかし、今夏にサウスゲイト監督が辞任し、イングランド代表も新指揮官ともに新たな時代を迎える。新生イングランドに生まれ変わるこのタイミングでスターリングは代表復帰を虎視眈々と狙っているようだ。 「もちろん、イングランド代表としてプレイするのは大好きだ。これほど素晴らしい気分になることはない。選手たちがピッチに立っているのを見ると嬉しくなる。正直に言うと、私が観たのはイングランドの試合だけだった。イングランド代表としてプレイするのが大好きなんだ。イングランド代表チームに戻れることを楽しみにしている。それは間違いない」(英『BBC』より) 呼ばれなくなってからもイングランド代表の試合は見ていたと語ったスターリング。しかしやはり再び代表でプレイすることは諦めていないようで、マレスカ新体制のチェルシーで輝かしい成績を残せば、代表復帰も見えてくるだろう。 9月に行われるUEFAネーションズリーグの2試合はU-21イングランド代表を率いるリー・カーズリー監督がA代表の暫定監督として指揮することが決まったが、スターリングは代表復帰に相応しいプレイをそこまでに見せることができるか。
構成/ザ・ワールド編集部