三重・松坂城跡の照明器具が壊される 夜桜ライトアップ
けさ会見で市長「非常に残念」
三重県松阪市殿町の国指定史跡・松坂城跡(松阪公園)で開催されていた夜桜ライトアップの照明器具が壊されていたことを15日、市が明らかにした。同日午前10時からの記者会見で被害状況を説明した竹上真人市長は「非常に残念」と述べた。 松阪公園の夜桜ライトアップは毎年、桜の満開時期に合わせて開催。本年度は3月25日に始まり、4月9日までの予定だった。開花時期の遅れに対応するためライトアップ事業の委託業者の協力の下、最終的には3日間、延長し、12日まで実施していた。 壊されたのは本丸の石垣付近に設置していた照明に必要なライト、太陽光パネル、土台、電気ボックスの一式。14日午前8時10分ごろに公園内を散歩していた市民が発見し、市土木課に通報。同日午後に市観光交流課が確認し、松阪署に被害届を提出した。対象は市が所有するライト、太陽光パネル、土台の3点。被害額は7500円。 同課によると壊されたライトなどは設置場所から引き抜かれるなどしており、過失ではなく故意の可能性が高い。 竹上市長は「業者には期間延長について突然の申し出にもご協力いただいた。無事に終わった中で、こういう話になり残念。このようなことについては市としてはきちっと被害届を出す。そういう行為はきちっと発表することで謹んでもらわなければいけない」と警告した。