「道警ヤジ排除訴訟」 原告らが道警などに謝罪・検証を要請
いわゆる「道警ヤジ排除訴訟」の判決が確定したのを受け、きょう、原告らが道警などに謝罪や検証などを要請しました。 裁判は2019年、当時の安倍総理の演説中にヤジを飛ばした男女2人を道警の警察官が強制的に排除したのは適法だったのかを問う内容でした。先月、最高裁が上告を棄却して判決が確定し、原告の男性の排除は適法とされましたが、原告の女性の排除は違法で、表現の自由の侵害だとして、道警側の賠償責任を認めました。 きょう、裁判で勝訴した原告の桃井希生さんと弁護団は、道警本部長と、警察を監督すべき立場の公安委員会の委員長、そして被告の北海道知事の、3人に謝罪や検証などを求める要請書を渡しました。いずれも事務方が対応し、受け取ったということです。 原告の桃井さん「何もそれ(判決)を受けての処分だったり、反省というか、再発防止策とかしないんだったら本当に司法が軽視されていると言っていいと思うんですよね。裁判負けて慰謝料払いました、はい終わりで済むわけないと思う」。 原告らは今後、要請に対する具体的な回答を求めていく方針です。