「可愛くなるためにどうしたらいいか」安室奈美恵や浜崎あゆみに憧れてメイク・ファッション研究 専門学校を2つ卒業して花嫁プロデュースの道へ~ディレクター・佐伯紅実子のターニングポイント
県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったそのとき、どのような思いや決意があったのか。 第81回のストーリーは、十和田市出身の佐伯紅実子(さえき・くみこ)さん。 【写真をみる】安室奈美恵や浜崎あゆみに憧れてメイクやファッションを研究した学生時代 現在は、挙式・披露宴のプランニングやコーディネート、さらにヘアメイクや前撮りなどを行う「株式会社MYTHEL TOKYO」でディレクターを務めている。 ■安室奈美恵や浜崎あゆみに憧れた学生時代「可愛くなるため」雑誌で研究 佐伯さんの幼少期は、思い立ったら自分の気持ちを突き通す少し頑固な子どもだった。 佐伯紅実子さん 「自分がこれ着たいとか、これやりたいとか思ったら、それをやり遂げないと気が済まないタイプで、折れない。多分すごく育てづらかったと思います」 小学校の頃の夢は、ファッションデザイナー。 佐伯紅実子さん 「周りの子たちが着ていないような服とかも、自分の中で“これがいい”と思ったら絶対それしか着たくなくて。ファッション系とか美容系とか、華やかな世界に興味はずっとあったと思います」 当時流行っていた安室奈美恵や浜崎あゆみに憧れていた学生時代。ファッション雑誌を参考に、服装やメイクをまねしていた。 佐伯紅実子さん 「本当にメイクをすることが好きだったので、自分の顔にもコンプレックスがすごくあったし、とにかく自分が可愛くなるためにどうしたらいいかっていう研究をしていました。めっちゃ買ってました、雑誌」 高校卒業後の進路を考えている頃、テレビで見ていたドラマから影響を受ける。 ■「時代をつくっていきたい」と意気込むも理想と現実のギャップに直面 佐伯紅実子さん 「ウエディング関係のドラマを高校2年生か3年生のときに見たときに、もう(目指すのは)この世界だなと思って影響されました。そこから専門学校とかを探すようになりました」 憧れていた東京で専門学校に入学し、ウエディングのヘアメイクを専攻。2年間勉強した後、ホテルの中にある美容室に就職した。自分が流行りをつくる意気込みで働き始めた。 佐伯紅実子さん 「時代についていくよりも時代をつくっていきたいと思っていた」 しかし就職後は、理想とは違う現実とのギャップで苦しんだ。