逮捕起訴された親子3人

　北海道札幌市ススキノのホテルで男性を殺害し、首を切断したとして親子3人が逮捕された事件。10月1日午前11時から、母親の田村浩子被告（61）の4回目の公判が札幌地方裁判所で開かれています。 　 　1日の公判では、弁護人から提出された田村瑠奈被告（30）の音声データが初めて公開されたあと、修被告（60）が出廷し証人尋問が行われました。 　修被告はカーキ色のスエット、黒色パンツ、白マスク、黒の柄メガネを着用。背骨が浮き出るほど痩せた姿でした。

田村瑠奈被告（30）

　＜以下、弁護人からの質問＞ 　Q 頭部そのものを見た？ 　A 膨らんだ黒いビニール袋をみせられた。本人がそのまま持って2階の浴室に行って氷を持ってついてきてほしいと言われて、ついていった 　Q ビニール袋の中見た？ 　A 見ていない 　Q 首を持っているのが本当と思ったか？ 　A ずいぶん前のことですし、唐突な話でびっくりしてあんまり覚えていないが、半信半疑でそんなことないよなあ、いやでもという感じ 　Q 瑠奈被告の音声で"私の妹"とあるが、妹がいたことや死産したことはあるか？ 　A ないです 　Q 妹を殺したという妹とはだれのことですか？ 　A 瑠奈のことです 　Q 瑠奈被告の魂のことを妹と言っているんですか？ 　A はい 　Q では今話している音声はだれですか？ 　A シンシアさんが中心だと思うが、ほかにも何人かいるのでいちいち確認していないが、中心はシンシアです 　Q "てめえらを殺してやる"という発言は修被告と浩子被告を憎んでいるのか？ 　A シンシアは私たちの対応によって瑠奈が亡くなったと思っているので我々を憎んでいる 　Q 殺してやるという発言があったが刺されそうになったことはあるのか？ 　A ないです

父親で精神科医の修被告（60）

　Q ナイフを振り回したことはあった？ 　A 直接振り回されたことはない 　Q 動物に対して暴力をふるったことは？ 　A ないです 　Q I kill you everyone　など言っていたが殺すなどという発言はよくあったのか？ 　A 取り乱しているときにそういうセリフが出る 　Q 実行に移すとは思わなかったのか？ 　A 特にそう思っていません。落ち着いたら穏やかに話すことができる。恐怖を感じさせることもされたことがない。持っていきようのない気持ち 　Q （瑠奈被告は）何に怒っているのか？ 　A これ以上生きていたくないと言うことがある。生きていくことが辛い、の裏返しで発言している、と考えていえる