ウォーターガン業界に激震?3COINS新作水鉄砲がマジでヤバイ!低価格ながら変形やブローバックなどギミック満載
夏のオモチャは色々あるが、子どもから大人まで一緒にワチャワチャ遊べるアイテムといえば、ウォーターガンだろう。ウォーターガンは、いわゆる水鉄砲のことで、銃の中に入れた水を発射し、相手を濡らすオモチャのこと。いつも僕が紹介するようなスポンジガンも痛くないが、水はもっと痛くないのがイイ。フィールドとしては、水着で撃ち合えるプールサイドや浜辺などがメインだが、夏の暑い日にバーベキューをしながら芝生の上で撃ち合うのも格別だ。だってちょっと濡れたくらいなら、すぐ乾くからね。 【画像】1,320円とは思えないボリュームの「トランスフォームウォーターガン」 そんな夏にオススメのウォーターガンだが、何と3COINSから、とんでもないモデルが多数発売された。今回は、その中でも特にオススメの、変形拡散タイプ、電動タイプ、ブローバックタイプの3つを紹介していこうと思う。買って損のないアイテムなので、ぜひ夏の水鉄砲バトルの参考にしてほしい! ■ 変形&拡散! 男の夢が詰まった「トランスフォームウォーターガン」 【トランスフォームウォーターガン】 ・価格:1,320円 ・対象年齢:6歳以上 ・タンク容量:700ml ・最大飛距離:約8m まずは変形と拡散放水がウリの、「トランスフォームウォーターガン」。基本的なデザインフォルムは、クロスボウに近いが、ディテール的にはSFガンといったイメージが強い。 変形部分は2ヵ所で、まずはクロスボウでいうところのリム(弓部分)、ここが開閉できる。基本的に放水する場合は開いた状態なので、閉じるのは収納時のみだ。そしてもうひとつの変形が、このリムの部分を横から縦に変形できること。これにより、クロスボウというより普通の弓にも見える。 もうひとつのウリである拡散放水は、ダイヤル式の発射ノズルを回すことで選可能だ。選択は「・」「・・」「∴」「ー」の4つで、最初の3つは、発射口の数、残りの「ー」はひとつの発射ノズルから横に拡く放水するイメージだ。とはいえ、実際に撃ってみても、あまり「ー」の効果は感じないような気もした。 ただ、実際に撃ってみて驚いたのは、なんとリム部分にも発射口があり、中心の発射口と併せて3ヵ所から放水できるのだ。だから、かなり射線が拡く、これは結構避けにくいんじゃないかと感じた。これは、パッケージ裏の使い方にも載っていない隠しコマンドのような存在。だから、知らない相手なら初見殺しできるぞ! しかし、これにはちょっとした罠があり、放水の際、リムを縦状態しておくと、自然と水が漏れてくる(苦笑)。でも、水鉄砲っていうのは、こういうチープなところがいいんだよね。 撃ち方としては、まずは本体中央の上部分にあるキャップを捻って開け、そこに水を入れる。仕様ではタンク容量が700mlとなっており、かなり継戦能力が高い。実際、テストで撃って見たが、水がなくなるまで時間がかかった。 水を発射するのは、トリガーではなく本体前方下部にある「フォアエンド」を前後にスライドさせる「ポンプアクション」で行う。だから、クロスボウのフォルムをしながら、ショットガン風に撃つという、なんとも面白い使用方法だ。 今回紹介するモデルの中では、ギミックと性能が最も豪華なウォーターガンだと思う。価格も1,320円とお手頃なので、買って損なしのアイテムだぞ! ■ 「電動ウォーターブラスター」なら素人でも強者になれる! 【電動ウォーターブラスター】 ・価格:2,200円 ・対象年齢:3歳以上 ・タンク容量:約345ml ・飛距離:約6.5m 続いては、電気の力で放水する「電動ウォーターブラスター」を紹介する。この水鉄砲で一番の特徴となるのが、電動式であること。単三電池4本の力を使い、トリガーを引くだけで放水できるのがポイントだ。 こう聞くと、「へぇー」ってレベルの感想しかないと思うが、実は電動には電動のメリットがある。それは、先に挙げた「トリガーを引くだけ」ってところ。パワフルなウォーターブラスターの大半は加圧式なので、1つめの「トランスフォームウォーターガン」のように、ポンプアクションで撃つか、ポンプアクションをしてからトリガーを引いて撃つケースが多い。そのため、その威力と引き換えに、手間とタイムラグが発生する。また、日頃運動をしてない場合、加圧に筋力を奪われるのもデメリット。ヘタをすれば、撃ち合い中に疲れてくるかも知れない。 だが、その点電動には、どちらのデメリットもないので、初心者でもワンチャン、ベテランに勝利する可能性もある。特に、この「電動ウォーターブラスター」はタンク容量が約345mlのマガジン式でもあるので、マガジンを大量持ちしていれば、相手の水が切れたところで反撃することも容易だろう。 デザイン的には、マガジン式ということもありサブマシンガンのように見える。マガジンは、マガジンリリースボタンを押せば簡単に外せる。また、ストックも延長できるので、取り回し重視で短くするか、パワフルなイメージで伸ばすか選ぶことが可能だ。 電池はグリップ部分のネジを外して、中に入れる。単三電池4本ぶんだが、それほどグリップが太くなっていないのがイイ感じ。だが、それなりに重くなるのは難点と言えるだろう。放水は発射口が1穴なので、ストレートに撃つしかない。だが、電動式は連射で弾幕を張ることも多いので、あまり気にすることはないだろう。 撃ち方のプロセスとしては、まずはマガジンを外して、マガジンに給水する。給水はゴムの蓋をとって行おう。給水が終わったら、本体にマガジンを戻す。あとは、トリガーを引くだけで発射可能だ。実際に使った感想としては、正直パワー不足かなとは思う。とはいえ、もともと電動のウォーターガンは、だいたいパワーが弱いものが多い。この商品ももちろん、最低限のパワーはあるのだが、水鉄砲を撃った時の「ブシューッ」って感じの爽快感はない。もし、爽快感を求めるなら、「トランスフォームウォーターガン」のほうがオススメだろう。なので、この「電動ウォーターブラスター」は、どちらかというと初心者向けの水鉄砲なのだ。 ■ ブローバック機構のある「ミニ水鉄砲2個セット」で2丁拳銃をキメろ! 【ミニ水鉄砲2個セット】 ・価格:330円 ・対象年齢:6歳以上 ・タンク容量:約50ml ・最大飛距離:約6m 今回のイチオシは、この「ミニ水鉄砲2個セット」だ。330円で2丁だから1丁165円という破格のウォーターガンだが、ガンマニアでもニヤリとするギミックがあり、買って損なしのアイテムといえる。 なんと、この商品は普通のオートマチックのように、スライドを引けるし、スライドリリースレバーを押して戻すこともできる。それだけでもスゴイのに、トリガーを引けば自動でブローバックして元の位置戻るのだ。正直、この値段でここまでやるなんて、驚愕という言葉しか見当たらない。さすがに、給水がマガジン式にはなっていないが、価格破壊といってもいいくらいの値段と製品クオリティの高さを感じる。 使い方としては、まずは本体のスライドを引いて、吸水口を露出させる。蓋を開けて給水したら蓋を戻しておく。次にスライドリリースレバーを押してスライドを戻せば準備完了。あとは、トリガーを引くだけで放水可能だ。 残念ながら、タンク容量が約50mlしかないので、一回の給水での継戦能力は低いと思う。だが、トリガーを引くだけで撃てるのは嬉しい。これなら、2丁拳銃も可能だろう。しかも重くない上に安いので、大量購入して身体中に隠し持つのもいい。 また、映画「タクシードライバー」に出ていたスリープガンのように、腕に仕込みを作るのも楽しいだろう(いや、相当苦労するとは思うが)。 余談だが、このブローバックにはガスも火薬も使っていない。だから、水鉄砲としてではなく、普通にバンバン撃つマネをして遊ぶこともできるのが嬉しい。 ■ コスパ最高!夏を楽しむ水鉄砲初心者におすすめしたい充実のラインナップ 今回は特別企画として、3COINSのウォーターガンを紹介してみた。いつもだと「アーマーマグナム」とか「デッカードブラスター」とか、どちらかというとプロップ的なコレクターズアイテムを紹介することが多いが、こういった実用系ウォーターガンも、使ってみるとかなり楽しいと思う。 特に「ミニ水鉄砲2個セット」は320円なので、昼飯を一回抜けば買える価格。エントリーモデルとして購入し、ウォーターガンの楽しさを体験するのもいいだろう。そして、夏の行楽のお供にチョイスすれば大ウケすることマチガイナシ! (C) PAL Co.,ltd. All Rights Reserved.
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