「潮騒レストラン」10日再開 珠洲・大谷地区唯一の飲食店に
昨年の奥能登国際芸術祭2023(北國新聞社特別協力)に合わせて珠洲市大谷町の旧西部小跡地に整備された飲食店「潮騒レストラン」が10日、営業を再開する。営業は能登半島地震後初めてで、火、水、木曜の昼に開店し、大谷地区で唯一の飲食店として住民や復旧工事関係者、ボランティアに食事を提供する。 潮騒レストランは世界的建築家の坂茂さんが設計した。ガラス張りで、高台からは日本海の眺望を楽しめる。地震でも建物の損傷はなく、水道が8月1日に使用できるようになったため、営業再開のめどが立った。芸術祭の支援団体「サポートスズ」が運営する。 加藤元基店長(33)が珠洲の食材などを調理し、日替わり定食を千円で提供するための準備を進めている。10日は午前11時半開店、午後1時半ラストオーダーとなる。交流事業の場としても活用する。