【バドミントン】アジア団体選手権で日本女子はインドに敗戦! 志田&松山、仁平が敗れ準決勝を突破できず
2月17日に開催されたアジア団体選手権(マレーシア・シャーアラム)5日目は、男女の決勝トーナメント・準決勝が行なわれた。日本勢は男女ともに準々決勝を勝ち抜き、女子はインドと準決勝で激突。前日の中国戦に続き接戦となった試合は、日本が2-3で敗れベスト4止まりとなった。 3回目のアジア団体制覇に挑む日本女子。準々決勝で若手中心の中国を3-2で撃破しており、この勢いでインドにも勝利を収めたいところ。その先陣を切ったのは第1シングルスの大堀彩。ケガ明けのプサルラ・V.シンドゥとの勝負は、第1ゲームを大堀が21-13で先制。第2ゲームは19-10とリードした大堀が、相手の追い上げに苦しみ20オールとされたが、最後はなんとか振り切って22-20で勝利。日本が先制ポイントをつかむ。 続く第1ダブルスは、日本のエース、志田千陽/松山奈未が登場。力強い攻撃が侮れないジョリー/プレラとの勝負になったが、志田/松山は苦戦。第1ゲームはジョリー/プレラに17本で奪われる展開となり、第2ゲームはリズムを立て直した志田/松山が16本で取り返した。しかし、ファイナルゲームに入ると再びインドペアのペース。攻撃を仕掛けらない志田/松山のミスも影響し、後半13-19と6点差まで広げられた。なんとか意地を見せたい日本ペアも、積極的に押し込み1点差まで詰め寄ったが、反撃はここまで。20-22で日本のエースが敗れ、スコアは1-1のイーブンに戻された。 うまく流れをつかめなかった日本。悪いリズムは、続く第2シングルスの奥原希望も立て直せず。アグレッシブに攻め込むサウスポーの相手に、第1ゲーム17-21で奪われる。第2ゲームも、相手のクロスのショットに苦しんだ奥原が14本で敗れ、日本が1-2で逆転を許した。 第2ダブルスは、リーグ戦から安定したプレーで白星を手にしている櫻本絢子/宮浦玲奈が、インドのベテランであるポンナッパと第1シングルスに出場したシンドゥのペアに14本、11本で快勝。第3シングルスの仁平菜月にバトンをつないだ。 その仁平は、前日の中国戦で、2-2で回ってきた第3シングルスを制し、チームのベスト4を決める活躍。連日負けられない場面での登場となったが、相手となったアンモール・カラブは国際大会の経験が少ない17歳。仁平としても、しっかり勝たなくてはならない相手だ。が、第1ゲームを14本で先取された仁平。第2ゲームはストローク勝負からチャンスを探ったが、先行する相手をなかなか捕らえきれない。10-11で折り返すと、ここから仁平が連続失点で10-15。終盤に入ると仁平が相手のミスから17オールまで追いついたが、スピードを上げ直したカラブに再び引き離され18-21。取らなくてはならないポイントを落とした日本はインドに2-3で敗れ、4年ぶりのアジア団体優勝は果たせず、無念の準決勝敗退となった。 2月17日に行なわれた日本とインドの対戦結果は以下の通り。 ▼準決勝(2月17日) 日本(Z組1位)2-3 インド(W組1位) WS1 大堀彩②〔21-13、22-20〕0●プサルラ・V.シンドゥ48分 WD1 志田千陽/松山奈未●1〔17-21、21-16、20-22〕②ジョリー/プレラ73分 WS2 奥原希望●0〔17-21、14-21〕②アシュミタ・チャリハ43分 WD2 櫻本絢子/宮浦玲奈②〔21-14、21-11〕0●ポンナッパ/シンドゥ37分 WS3 仁平菜月●0〔14-21、18-21〕②アンモール・カラブ52分
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO