J2清水エスパルスがアウェーで山口に完敗…首位守るも2位と勝ち点差「1」に
◇明治安田J2リーグ ▽第18節 山口2-0清水(2日・みらスタ) 清水エスパルスは山口に0―2で完敗を喫した。前半14分に先制点を奪われ、同27分にもミドルを被弾。攻撃も山口の激しい守備に苦戦し、今季3度目の無得点に終わった。敵地では2連敗。首位は守ったものの、2位の長崎には勝ち点1差に迫られた。次節は8日、ホームで藤枝と今季初のダービーを迎える。 昨季6発を浴びせて快勝したみらスタで、今季は苦杯をなめさせられた。清水は前半の2失点が重くのしかかり、対山口は通算5試合目で初黒星。秋葉忠宏監督(48)は「最低限(前半を)0―1で帰ってこないと厳しくなる」と渋い表情で指摘した。 前半14分、中央から突破を許し、最後はクロスから失点。同27分にもミドルで突き放された。指揮官は「前に人数をかける」とハーフタイムに2人を交代。FW千葉を入れ2トップで打開を試みたが、リーグ2位の失点数(13)を誇る山口の堅守は崩せなかった。 ボールの走らないピッチ状態にも苦しめられ、後半はロングボールを入れる場面も。MF乾は「センターバックが引いている場面で入れても背後には出られない。使い方が悪かった」。セカンドボールの回収でも後手に回り、リズムが生まれなかった。8日は藤枝と対戦する。指揮官は「ダービーに順位は関係ない。藤枝さんに全てのエネルギーを注ぐ」と誓った。(武藤 瑞基)
報知新聞社