草彅剛さんが稲垣吾郎さんにもらったコスメ「僕が何も塗っていないことに驚いて…」!?|美ST
撮影中、色っぽい表情を醸し出したかと思うと、幼稚園児のような笑顔を見せたり、つかみどころのない人。ひとたび演じると天才的と称され今やドラマにも映画にも欠かせない存在、草彅剛さんが初登場です。
甘えたいと思わせてくれる人が大人の女性
《Profile》 ’74年埼玉県出身。’91年SMAPとしてCDデビュー。’17年「新しい地図」を立ち上げる。映画『ミッドナイトスワン』では第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀主演男優賞受賞。大河ドラマ「青天を衝け」「罠の戦争」連続テレビ小説「ブギウギ」など多数。映画『碁盤斬り』(公開中)では主演の柳田格之進を演じている。 「僕はね、年を取ることを楽しみながら抗っていきたいと思っているんですよ」。そのために10年ほど前から、HIIT(ヒット)という負荷の高い運動と小休息を繰り返すトレーニング法を続けている。「YouTubeを見ながら、ハードな日は50分、軽い日は就寝前に2分、15分の日もあって3パターンのどれかを毎日やります。体に合っていて、筋肉が付き、何でも食べますが体重に増減はないです。映画も舞台も難しいことを考えず、元気に動けていれば何とかなるんですよ」。 実は自分の台詞は覚えても、30代後半から台本を読まなくなった。「芝居は1人でやるものでなく、現場では変わることを体感し、事前に完璧に把握するより、その場で慌てたり集中することが一番のプライオリティだと思ったから。昔は夜遅くまで台本を読んでいたけど、コンディションを整えるためにも早く寝ようって。そうすると現場が新鮮で、自然に演じられるようになりました」。 映画『碁盤斬り』では冤罪をかけられ復讐に燃える武士・柳田格之進を演じている。白石和彌監督との初タッグが実現し、ワクワクと緊張感を交えながら新境地に挑んだ。「正直、格之進の生真面目な生き方は嫌だなあ。すごくイライラしながら演じたけど、仕上がりを見るとそのイライラ感がいい感じに表現されていて満足しています(笑)」。 格之進は囲碁の名士でもあり、その石を打つ音が映像に優雅さを与えている。自身にとっても俳優以外に誇れることを聞くと、「ビンテージ」と即答。「リーバイスのスーパービンテージも含め、持っているデニムは優に100本は超えます。古き良き時代の魂がこもっている感覚があって、心を豊かにしてくれます。古いものが好きな僕だから、世界観は違えど、格之進のような人物も演じられますね」。 撮影で気持ちが不安定なときは必ずビンテージデニムを持参する。「握りしめていると、『香しいなあ』って安心するんです。保険みたいなもの。今回京都の撮影にも持っていきました。ここぞと言うときほど、より古いものを持参します」。