掲載：THE FIRST TIMES

■関西ジュニア時代の楽曲も含め、これまでのなにわ男子の歴史を凝縮した公演内容に！ なにわ男子初のアジアツアー『Naniwa Danshi ASIA TOUR 2024+2025 ‘+Alpha’』が、台北・TAIPEI ARENAよりスタートした。 【画像】笑顔がいっぱいのフレンドリーなステージを展開 11月30日・12月1日の2日間2公演で、2万2,000人を動員。 日本で行われた全国ツアーの公演内容を中心に、アジアツアー仕様へアップデートされた本公演では、アンコール含む全29曲が披露され、「ダイヤモンドスマイル」をはじめとした関西ジュニア時代の楽曲や、2023年ツアーのリード曲「Poppin’ Hoppin’ Lovin’」など、これまでのなにわ男子の歴史を凝縮した公演内容となった。 本編ラストの「初心 LOVE（うぶらぶ）」では、楽曲の一部を現地語で披露。曲中にある、道枝駿佑の“ねぇ、今もだよ”も大きな注目を集めた。 アンコールでは、30年の時を超えて、先輩方から歌い継がれてきた「勇気 100%」（映画『劇場版忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』テーマ曲）を披露。大きな盛り上がりを見せた。 アジアツアー『Naniwa Danshi ASIA TOUR 2024+2025 ‘+Alpha’』は、今後、2025年1月11日・12日にソウル・INSPIRE ARENAにて3 公演、1月25日・26日に、香港・ASIAWORLD-ARENA にて2公演を開催予定。 1月12日に開催されるソウル・INSPIRE ARENA公演では、日本全国の映画館で公演を生中継で楽しめるライブビューイングが決定しており、映画館ならではの大画面・大音量で、公演の様子を楽しむことができる。 なお、ツアー期間中は、POP UP STORE『なにわのにわ in ASIA』が、台北、ソウル、香港の各地で期間限定オープン。2021年に東京・大阪にて開催された『なにわのにわ』が海を越えてアジアへ進出、オリジナルグッズやオリジナルドリンクが楽しめる。 【ライブレポート】 高さと傾斜のある3階席まで、なにふぁむが埋め尽くした台北アリーナ。メインステージ（以下、本ステ）の左右からのびるアリーナ席をぐるりと取り囲む外周花道、そこに繋がる十字型に組まれた花道を配置。十字の中央にはCステージ（以下、Cステ）、その先に B ステージ（Bステ）という万全のステージ機構。 7色のペンライトが広がる会場から、「なにわ！男子！」コールが自然と湧き起こる。その声が次第に大きくなっていくなか迎えた開演時間。本ステのモニターが動き出す。多くの名作クラシックをサンプリングした迫力のサウンド、そして圧巻のレーザー照明演出が融合した宇宙空間に次々にメンバーが映し出されるOvertureが始まった。 そのメインモニターが左右に開き、スモークの中、中央階段の上に7人の姿がせり上がる。ブラック地にメンバーカラーの装飾が施されたロングジャケット（※アジアツアーのために用意された、長尾プロデュースの新規衣装）をまとった彼らを、1万1,000 人のファンの大歓声が包み込む。 ものすごい熱気と高揚感のなか、道枝が「ダージャーハオ！　僕たちが浪花男子です！（このフレーズを含む冒頭は現地語で挨拶）今から、俺たちがスペーシーでスペクタクルでスペシャルなライブを始めるから！」と叫び、「NEW CLASSIC」で台北公演最終日の幕が上がった。 訪台を待ち続けたファンの想いと初のアジアツアーにかけるメンバーの気迫が溶け合い、ものすごい高揚感が爆発したオープニングブロック。メンバーが現地の言葉も交え煽り呼びかけ、一気に“＋Alpha”の世界観へと誘う5曲をノンストップで畳みかける。本ステ～Cステ～Bステと会場をくまなく移動し歌い踊り、1曲1曲に大きなリアクションで応える観客とのコミュニケーションを楽しんだ。 そして、再び本ステで集結した7人からの最初の挨拶では、大西が「皆さん！ なにわ男子のことが好きですか？　じゃあ、僕が“せーの！”って言ったら、“なにわ男子、大好きー！”って言ってください」と呼びかけ。会場から大きな「大好き！」を返してもらい、最後に西畑が「なにふぁむー！」と何度も呼びかけ、「最後までその調子で僕たちについてきてください！　それでは『Naniwa Danshi ASIA TOUR 2024＋2025 ‘＋Alpha’』 Let’s get started!!!」と高らかに宣言した。 続くパートでは、グループ初の挑戦となったユニット曲を3連続で披露。「ウルリルラリラリ」（長尾・高橋・大橋）は、カラフルサイケな衣装と映像演出、中毒性あるサウンドと高速ラップにも挑戦した、“チーム・ポジティブ”によるポジティブソング。ラストには次曲へと繋ぐ小芝居を展開し笑いを誘う壮大な前振りブリッジも。 「恋やけどめ」（西畑・大西）は、前ユニット曲のラストで“宇宙から落下してきた、めちゃめちゃキュートでクールな2人組” という前振りを受け、キュートに相合傘で登場。大西は「大好きだよ」、西畑は「僕じゃダメ？」のセリフパートを現地の言葉で囁き、会場を大いに沸かせた。続く「Precious One」（道枝・藤原）のステージは、アイドル全開の前曲から一変。Cステに注ぐスポットライトに、アコギと椅子が浮かび上がる。シンプルで暖かなライティングのなか、道枝のギターと藤原のブルースハープが切なさを加速させる失恋バラードで魅了した。 その後も、花道のあちこちからメンバーが現れ合流し、ビッグバンドサウンドで“大人”ななにわ男子を見せつけたり、Cステが7つのBOX型のステージになり自在にリフトアップ、その上でスタンドマイクパフォーマンスで届けたり、ユニットショット、グループショット、さらに各メンバーを捉えたショットと、次々にモニターがリアルタイムで連写されていく曲もあるなど様々な演出が展開。 本ステの扉が開き、巨大メンバーバルーンが現れ驚かせた「Happy Happy Birthday!!」では、メンバーカラー＆顔イラスト入りのバルーン7個がアリーナに投入され、観客に協力してもらいながら、いちばん早くバルーンをゲットし、ゴールに運び切ったひとりしかケーキを食べられないゲームで大盛り上がりに！　なお、1日公演の勝利者は道枝！　初日に続き2度目。しかもこの日はケーキではなく小籠包（笑）。そして本ステ中央に登場した“バースデーケーキ”のロウソクを「みんなで消すよ！ フゥ～!!」と吹き消し、前半戦が終了した。 「ちゅきちゅきハネムーン」では、西畑が作詞を担当してきた楽曲シリーズ「ちゅきちゅきハリケーン」「ちゅきちゅきブリザード」の2曲で愛を育んできた丈子と流星カップルも、第3弾となったウエディングソングで。今回ついにゴールイン（笑）。メンバーに祝福されるなか、流星「丈子、これからもふたりで素敵な毎日を過ごしていきましょう」丈子「ウッス（ハート）」流星「ちゅきちゅきフォーエバー！」と誓い合い大団円となった。 続く、なにわを語る上で欠かせない圧倒的人気楽曲「ダイヤモンドスマイル」でも、前曲で丈子と流星を祝ったホワイトゴールドの王子様衣装で華麗に舞い踊り、魅了した。 さらに、花道で、リフトアップステージで、Cステで、カラフルなレーザー演出でと、立て続けのパフォーマンスを経たあとも、お客さん（この日は大橋！）を乗せたタクシー（運転手は高橋）の車内に流れる AMラジオ 72.8、お客が下車したあと、メーター表示画面の時刻が AM1:00を示す…そんなストーリー仕立ての映像パートで始まる「TOKYO AM1:00」や、メンバーの頭上を上下する7本のシールド（円柱型の映像投影システム）を使用してのハイテクかつ幻想的に演出など、とにかく観客を飽きさせない。 そして、藤原の「なにふぁむ！　ラストスパート行くぜ!!」のMCで迎えた終盤には、初のアジアツアーにふさわしく、なにわ男子らしさを感じてもらえる5曲を次々に繰り出す“なにわ”メドレーで魅了。「僕空～足跡のない未来～」「なにわ Lucky Boy!!」「Poppin\\\' Hoppin\\\' Lovin\\\'」「青春ラプソディ」そして観客との掛け合いで盛り上がった「なにわの男子やねん！」まで、7人一緒に花道を練り歩くスタイルで、会場の隅々にまで全力で届け切った。 そして、ここでここで、メンバーから「台湾のなにふぁむの皆さんへ、お手紙を書いてきました！」と感謝の手紙が贈られる展開に。たどたどしいながらも丁寧に懸命に言葉を読み上げるメンバー。その間、読み上げるメンバーカラーに会場が染まり、熱心に耳を傾けるなにふぁむから一つひとつのフレーズにも大きな歓声が上がる。その反応でちゃんと伝わっていることがわかり、うれしそうに会場を見わたすメンバー。そんな温かな思いのやり取りが作り出す多幸感溢れる光景が広がった。 改めて道枝から「寂しくなったら僕たちの音楽を聴いてください。僕たちはすぐそばにいます。すごく素敵な2日間でした。また会えることを祈って。それでは最後の曲です、聴いてください」とのメッセージと共に送り出されたのは「初心 LOVE（うぶらぶ）」。記念すべきデビュー曲が本編ラスト。日本ツアーのオープニングを飾った、オーロラスパン（長尾プロデュース。1人3万個の石が装飾されている）衣装をここに投入し、道枝の「ねぇ、今もだよ」のセリフ、そしてラスサビを現地語バージョンで歌うサプライズに、会場から歓喜の大歓声が沸き起こった。 メンバーがはけた会場に「なにわ！男子！」コールが響きわたる。この声に応え「アンコール謝謝！」「ありがとうね」と再びステージに姿を現した7人。 アンコールでは、11月22日に配信されたグループ初のデジタルシングル収録曲「勇気 100%」を、本楽曲がテーマ曲のアニメ映画『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』から、忍たま乱太郎のキャラクターもLEDモニターに映し出されるなかパフォーマンス。 さらに2曲を披露し「それでは最後に、僕たちの名前を大きな声で叫んでください！」と西畑が呼びかけ、マイクを通さず生声で届ける「俺たちが～！ なにわ～!!」に、盛大な「男子～!!!」が台北アリーナに響きわたり、銀テープキャノン！　でフィナーレ…と思いきや、すかさず起こる「なにわ！男子！」コールが鳴り止まず、特大のコールに応え、再度ステージに登場した7人。 「皆さんのコールのおかげで、もう一度ステージに戻ることができました！」と挨拶した大西の呼びかけで、みんなで“ちゅきちゅき”ポーズ！ からのダブルアンコール「ちゅきちゅきハリケーン」を一体となって歌唱し、これにて本当に閉幕！　となった。 最初から最後まで、セットリストの一曲一曲に、メンバーが投げかける言葉に、メンバーの一挙手一投足に、大きな反応と歓声が上がり、メンバーが何かコメントしたり、目の前に移動してくると、そのメンバーカラーにペンライトの色がいっせいに変わる。そんな台湾なにふぁむの7人への大きな愛情と熱量が充満していた約2時間半。大歓声に包まれ続けた7人の幸せそうな笑顔が印象に残る台湾公演となった。 リリース情報 2024.11.22 ON SALE DIGITAL SINGLE「ありがとう心から / 勇気100％」 2024.11.22 ON SALE DIGITAL ALBUM『1st Love（Special Edition）』 2024.11.22 ON SALE DIGITAL ALBUM『POPMALL』