アンジーに捧げたタトゥーも?ブラッド・ピット、身体にある67個のタトゥーの意味とは
俳優ブラッド・ピットはヴェネツィア映画祭の際に自分のタトゥーのひとつを披露した。この機会に、控えめながらも印象的な彼のタトゥーコレクションを振り返ってみよう。 【写真】ブラッド・ピットの67個ものタトゥーのなかには、6人の子どもたちのイニシャルも......!? 今日では激しい対立を繰り広げているアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットだが、かつてはタトゥーという共通の趣味を持っていた。アンジェリーナ・ジョリーはタトゥーを頻繁に披露する一方、ブラッド・ピットはより控えめである。ヴェネツィア映画祭に出席した際、ブラッド・ピットは観客に手を振りながら自分のタトゥーのひとつを披露した。彼の前腕には、世界で最も古いミイラであるアイスマンのシルエットが描かれている。アイスマンは1991年にアルプスの氷河でほぼ完全な状態で発見された。その下には「インヴィクタス」という文字も見えた。この言葉は「無敵」や「敗北を知らない」といった意味を持つ。 しかし、『それでも夜は明ける』や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でオスカーを受賞したブラッド・ピットの体に刻まれているのは、そのアイスマンへの敬意を表すタトゥーだけではない。 ブラッド・ピットの体には67個のタトゥーがあると言われている。その中には、ドクロがふたつ、サイの頭がひとつ、ハチがひとつ、さらに左腕には彼の趣味のひとつであるバイクのタトゥーも含まれている。 魅惑のタトゥーコレクションの一部は、アンジェリーナ・ジョリーとの結婚や彼女と共に築いた家族に関連したものだ。ブラッド・ピットは腹部の下に、アンジェリーナ・ジョリーの愛称と誕生日をカンボジアの公用語であるクメール語で刻んだ。これは、彼らの長男マドックスが養子にしたカンボジアの国にちなんでいる。また、十字架と「A」の文字、そして6人の子どもたちのイニシャルが周りに刻まれている。 アンジェリーナ・ジョリーはまた、ある晩、元夫の背中に「落書き」を描いたと説明した。この「落書き」をブラッド・ピットが非常に気に入ったため、彼はそれを永遠に残すことに決めたと「ページ・シックス」は報じている。ブラッド・ピットはまた、2回目の結婚に敬意を表して13世紀のペルシャの詩人ルーミーの詩の一節をタトゥーにした(この結婚は、最初の結婚、ジェニファー・アニストンとの関係を壊す原因となった)。その詩の一節は「善悪を超えた領域が存在する。そこで君に再び会おう」というもの。また、彼はボブ・ディランの歌詞「私たちは生き、私たちは死ぬ、なぜかはわからないけれど、でも私は君と一緒にいるだろう」も刻んだ。この美しいメッセージは、アンジェリーナ・ジョリーとの過去の関係にも関連したものかもしれない。 一部の噂では、夫妻が別居し、それ以来仲たがいしていることから、ブラッド・ピットがタトゥーを変えようとしたとも言われている。しかし、2023年7月の広告撮影では、子どもたちのイニシャルと十字架は依然として残っている。たとえ距離ができてしまったとしても、依然として彼らの父親であることを示そうとしているのかもしれない。実際、父親ブラッド・ピットの姓を名乗らないことを選んだ子どももいるが、彼自身は子どもたちの名前を体に刻んでいる。
text: Justine Feutry (madame.lefigaro.fr)