立憲民主党代表選で「ガチ論戦を」!枝野幸男氏参戦の狙いは?
争点は政策の切り口、伝え方!?
話題は代表選の争点に移ります。 枝野氏は同じ党では個別の政策や理念に大きな差が生じないことを前提に、「私達の積み上げてきた政策をどういう切り口で訴えれば国民の皆さんに届きやすいのか。ここが争点だ」と断言します。 枝野氏は、2009年の政権交代時はマニフェストとして、個別の政策について事業の実施時期なども含め表に出すことで一定の理解を得てきましたが、「今は違う。むしろ理念やビジョンの方が大事だ」との考えを強調します。 党員が投票先を決めるためにはどこを見たらいいのか、というMC鈴木の問いに対しては、次のように方向性を示しました。 枝野氏「誰の整理の仕方や訴え方がご自身に伝わるか。あるいは周りの無党派や自民党に呆れてる人とか、我々が広げていきたい先の人たちに届くと思うのかが一つの柱」 枝野氏「我々は最大野党ですから、政権を目指さなきゃいけない。ただし、政権を取ることが目的になってはいけない。政権を取って、訴えてきた方向に社会動かさなくてはならないわけです。誰をリーダーに立てればその政権をしっかりと回せるのかを見極めていただきたい」
代表候補にとっての第一関門は、選挙のハードスケジュール!?
現在の泉執行部も一定評価してきた枝野氏ですが、枝野執行部では何が変わるのでしょうか。 枝野氏「大筋のところで何か決定的に変わるということではないと思いますが、政策の打ち出し方や切り口、例えば自民党が何かおかしなことやったときにどう打ち返していくのかとかね。ソフト路線か、それともビシッと言った方がいいのか、選択は両方あり得ると思うんです。他の政党との関係性についても、協調した方がいいのか、独自色を前に出した方がいいのか、それぞれのリーダーの個性だと思います」。 立憲民主党にとっては、自民党総裁選と同時期に行われる代表選を「埋没」させないことも至上命題になっています。 枝野氏は「党員に限らず、我々がどういう訴えをしてるのかを知っていただくチャンスは生かしていきたい」と力を込めます。 9月7日の告示以降は、全国各地で討論会が行われるハード日程に突入します。しかし、代表経験者の枝野氏に言わせるとこれも代表候補にとっては通過儀礼のようです。「総選挙などはもっと忙しい日程で全国をまわる。だから候補者にとっては、代表選挙の日程くらいこなせないと代表になってみんなの応援に行けないということなんです」 いよいよ始まる立憲民主党代表選!各地での論戦にもご注目ください!