「優勝はうれしいが最終的な目標じゃない」さらなる高みへ 初優勝の大の里が一夜明け心境語る
石川県津幡町出身の小結・大の里が大相撲夏場所で、初土俵から史上最速、7場所目での初優勝を飾りました。 一夜明けた27日、大の里は「優勝が決まったあとは休む時間がなかった」と賜杯を手にした実感を噛みしめていました。 千秋楽、史上最速の優勝をかけた大一番で関脇・阿炎に力強い速攻相撲を見せ、初の賜杯を手にした大の里。 優勝から一夜明け、茨城県の二所ノ関部屋で報道陣を前に思いを語りました。 大の里「天皇賜杯を抱いた瞬間が一番優勝したという実感が湧いた。今場所はいろいろ試行錯誤して、自分なりに考えた場所でもあったので、それがうまくはまった場所だったのでよかった」 幕下10枚目格付け出しのデビューから所要7場所での幕内優勝ですが、先場所の尊富士の10場所を更新し史上最速です。 また石川県出身力士の幕内優勝は、1999年7月の名古屋場所で当時、関脇だった金沢市出身の出島以来、25年ぶりの快挙です。 大の里「もちろん優勝はうれしいが、最終的な目標じゃないと思っているので、これからまたさらに上へ上へと駆け上がりたい」 新関脇として臨むことが確実視されている大の里、7月の名古屋場所での活躍も期待されます。
北陸放送