軽快な動きで打球をさばく参加者

　野球やソフトボール好きが一堂に集まってノックを受けるイベント「みんなで１万本ノックｉｎ魚津」が１４日、富山県魚津市天神山野球場で開かれた。未就学児から５９歳以上のシニアまで市内外の約２００人が、ソフトボール女子の五輪金メダリストや富山ＧＲＮサンダーバーズの選手らが放つノックを受け、計１万本を目指した。 　うおづスポーツコミッションが昨年に続いて開催。東京五輪金メダリスト渥美万奈さん、北京五輪金メダリスト坂井寛子さん、「ベースボール５」日本代表の六角彩子選手らがゲストとして招かれ、参加者と交流しながらノッカーを務めた。 　始打式でコミッション会長の村椿晃市長が渥美さんのノックを受けてチャレンジはスタート。横一列に並んだ１０人のノッカーの前に列を作った参加者が、次々と繰り出される打球を順にさばいた。 　進行役のソフトボール大好き芸人はつぞのゾノさんが元気あふれる話術で盛り上げた。日本女子ソフトボールリーグのＹＫＫの選手らによるノックのデモンストレーションもあった。

　今回はノック以外にベースボール５やラグビーの球のキャッチも含め、約２時間で１万本を達成。「魚津アップルＪｒ．ソフトボール」の主将、上樂咲心（さこ）さん（魚津市星の杜小５年）は「金メダリストのノックを受けることができて良かった。みんなで達成できてうれしい」と話した。