『猿の惑星』監督、完全新作はノー“ネタバレ”で!日本語で注意喚起
映画『猿の惑星:キングダム』(5月10日全国公開)のメガホンを取ったウェス・ボール監督が、プロデューサーのジョー・ハートウィックと共に来日し、8日に都内で行われたジャパンプレミアに出席。映画の魅力を語ると共に、ネタバレに関する注意喚起を日本語で行った。 【画像】オリジナル猿面に大興奮のウェス・ボール監督 映画史に残る名作SF『猿の惑星』シリーズの完全新作となる本作は、今から300年後、猿が支配する世界を舞台に、「猿&人間VS猿」の新たなる衝突を描き出す。ウェス監督は、大ヒットシリーズ『メイズ・ランナー』のメガホンを取ったことで知られ、任天堂の大人気ゲーム「ゼルダの伝説」のハリウッド映画版も手がける予定の注目株だ。
ウェス監督は「ハロー。コンニチハ」と笑顔であいさつ。「僕は1980年生まれですが、1968年の『猿の惑星』はよくテレビ放送されていたこともあって本当に大好きで、近年の三部作も素晴らしくて感動しました。その中で、自分が本作の手綱を取ることになり、過去の作品にリスペクトを払いつつも前進し、新しいキャラクター、新しい物語、新しいアドベンチャーにしようと思いました」と作品に対する思いを語ると、「前作の時代から距離を取ることで、新しいファンはもちろん、初めての方も主人公の瞳を通して『猿の惑星』を再発見できると思います」とアピールした。
また、「編集には1年半もかけました。撮影では役者にパフォーマンスキャプチャーのスーツを着て演じてもらいました。目や鼻の些細な動きなども捉えることで、信用できるキャラクターが生まれ、その芝居に引き込まれ、感情が揺さぶられるのだと思います。それが“WETAマジック”です。観客は猿に自分や人間性を見出すんじゃないかな」と期待を込めたウェス監督。「真実とスペクタクルの映画です。普遍的な物語なので、国境を越えて皆さんに響くと思います」と呼びかけ、大事なところは日本語で「ノー“ネタバレ”でお願いします」と注意を促し、会場の笑いを誘った。