Chromeの拡張機能、インストール後の放置は危険!「Under New Management」で対策を
Googleのウェブブラウザ「Chrome」には、安全チェックという優秀なセキュリティ機能が内蔵されていますが、Chrome ウェブストアで手に入る無数の拡張機能をインストールするときには用心しましょう。 Chromeの拡張機能、インストール後の放置は危険!「Under New Management」で対策を 安全なものが大半を占めているとはえ、これらの拡張機能が実は「小さなマルウェアのミサイル」であり、拡張機能のフリをしてブラウザに潜り込み、攻撃をしないとも限らないからです。 Chrome拡張機能で特に要注意なことが、デベロッパー(開発事業者)の変更です。デベロッパーが変わると必ず悪いことが起きるわけではありませんが、以前のデベロッパーがユーザーデータの扱いに気をつけていたとしても、新たなデベロッパーが同様である保証もありません。 そこで活用したいのが、拡張機能「Under New Management」です。
拡張機能「Under New Management」の仕組み
Under New Managementは、シンプルなオープンソースの拡張機能で、Chrome版およびFirefox版が用意されています。 その機能は、使っているブラウザにインストールされている拡張機能のデベロッパーが変わったときに警告してくれるというもの。 自分で拡張機能をひとつひとつチェックする手間を省けるだけでなく、拡張機能を用いた偽装攻撃からも守ってもらえます。これは、多くのユーザーが無視(あるいは忘れて)しまいがちですが、現実に差し迫ったリスクです。 ユーザーがすべきことはインストール作業だけ。あとはUnder New Managementが、インストールされている拡張機能すべてについて、Chromeウェブストアに掲載されているデベロッパー情報が変わっていないか、定期的にチェックしてくれます。 そのあとも、インストール済みの拡張機能のデベロッパーが変わった場合に警告してくれます。 さらに、これまでと違う点が見つかった場合には、ツールバーのUnder New Managementアイコンに警告の印として「赤いバッジ」が表示されます。