王貞治デーに本人登場 貞治コールに深々一礼 長嶋茂雄氏との再会を切望「昔を思い出しながら会って話をしたい」
巨人は28日、東京ドームで行われたソフトバンク戦を「王貞治デー」と銘打ち、巨人OBでNPB最多の通算868本塁打を放ったソフトバンクの王貞治球団会長(84)の功績をたたえた。 ■感動の再会…元ソフトバンク戦士が古巣仲間とハグ【写真】 試合前から大型ビジョンを通じ、長嶋茂雄氏(88)とともに巨人の黄金時代を築いた王会長の足跡を紹介。5回終了時には「4番、ファースト、王」のアナウンスを受けてグラウンドに登場した。ファンの歓声に両手を挙げて応え「貞治コール」に深々と一礼。「こんな年になって、私自身も忘れているようなことを皆さんが映像を見たりしながら、一緒に喜んでいただいているってことは、本当にうれしいのひと言ですね」と感激していた。 巨人のV9をともに支えた長嶋氏も「長嶋茂雄デー」と銘打たれた3日の巨人―阪神戦で登場した。王会長は「ONとして長嶋さんと互いに競えたのが本当に良かった。野球選手としては本当最高の人生だった」と振り返り「今年になってからはまだ直接お会いしていないですけど、3日にこちらで皆さんの前に元気なお姿を見せられたということですから。やっぱり元気であるってことだったら僕もうれしい。年内になるか来年になるか分からないけど、お互いに昔を思い出しながら会って話をしたいですね」と再会を心待ちにした。 ソフトバンクと巨人が日本シリーズで対戦したのは2020年が最後。「お互いにちょっと優勝から離れちゃっているので、今年は何とか勝ち上がって日本シリーズでね」と4年ぶりの頂上決戦を望んだ。
西日本新聞社