宮城農業高校の生徒がナノテラスで仙台牛を分析 仙台牛の口当たりの良さを確認
khb東日本放送
最先端の科学技術に触れてもらおうと、宮城農業高校の生徒が高校生としては初めて次世代放射光施設ナノテラスを利用しました。挑戦したのは仙台牛の構造の分析です。
東北大学青葉山キャンパスにある次世代放射光施設ナノテラスを訪れた宮城農業高校のの農業科の生徒24人は、東北大学の河村純一教授から施設の説明を受けた後、実際に仙台牛と外国産の牛肉の構造をナノレベルで分析して比較する実験に挑戦しました。 ナノテラスは、太陽光の10億倍明るい放射光を当てることで物質の構造を分子や原子のレベルで解析できる施設で、巨大な顕微鏡とも呼ばれています。 実験の結果、仙台牛には脂身がきめ細かく含まれていることが分かり特徴とされる口当たりの良さを実現していることが分かりました。 生徒「たくさんの企業の方や大学の先生の協力の下で研究できることは光栄。今後に生かしていきたい」 宮城農業では、今回得られた結果を生かしよりおいしい牛肉を生産するための技術開発に取り組んでいきたいとしています。
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