患者の体調把握をスマホアプリ化する研究を完成させたい くすりのシリコンバレーを目指す富山県の会議で
富山テレビ放送
「くすりのシリコンバレー」をめざし、県が大学や企業と連携して進める事業の今年度1回目の会議が開かれ、医療DXや人材確保について意見が交わされました。 会議には、新田知事のほか県内の大学や薬業界から6人の委員が出席し、事業開始からの7年間に採択された研究開発の成果や若手人材確保の取り組みについて報告を受けました。 このうち、今年度採択された富山大学の研究は、在宅療養になったがん患者の体調把握のため従来、紙で行っていた問診をスマートフォンアプリ化するというもので、出席した富山大学の北島勲副学長は、「診察だけではわからない悩みが医師に伝わる。ぜひ完成させたい」と意気込みました。 また、全国の大学生向けに行った県内製薬会社の現地見学会が好評で、来年度も県が引き続き支援する方針ですが、出席者からは「残り3年の事業期間で何としてでも優秀な人材確保のための取り組みをさらに進めてほしい」という意見も示されました。
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