ThreeBond Racing、スーパーフォーミュラの参戦体制を発表。福住仁嶺の後任は三宅淳詞、メンテナンス会社も変更
1月16日、スーパーフォーミュラに参戦するThreeBond Racingが、2024年シーズンの参戦体制について発表。ドライバーやメンテナンス体制、カラーリングなどを新たにしてシーズンに臨むこととなった。 【ギャラリー】F1史上最も醜い、2014年のF1マシン全車 接着剤等の製造・開発で知られるスリーボンドは、2020年より道上龍率いるドラゴコルセとジョイントする形で『ThreeBond DragoCORSE』としてスーパーフォーミュラに参戦開始。最初の2シーズンはタチアナ・カルデロンとその代役として塚越広大を起用し、2022年からはシリーズ2位の獲得経験もある実力者の福住仁嶺を迎え入れた。 昨シーズンからスリーボンドがチーム運営を担当することとなり、『ThreeBond Racing』としての参戦となった。福住はコンスタントに入賞を重ねてチーム創設以来最多のポイントを稼いだものの、上位フィニッシュには届かずランキング16位。チームランキングも11位に終わった。 飛躍を期す2024年シーズンに向けて、チームは体制を大きく変更。トヨタ陣営に移籍となった福住の後任として、三宅淳詞を起用することとなった。 三宅は2018年の鈴鹿サーキット・レーシングスクール(現ホンダ・レーシングスクール鈴鹿)を首席で卒業し、2022年にはTEAM GOHからスーパーフォーミュラにステップアップ。同年には表彰台も獲得したが、翌2023年はレギュラーシートを失い、ThreeBond Racingに帯同していた。 またチーフエンジニアは新井凌エンジニアが務めることとなり、メンテナンス業務は新たにクインゲルト株式会社が担当することも明らかとなった。同社は昨年、スーパー耐久でKsフロンティア KTMカーズの運営・メンテナンスを手掛けており、スーパーGT・GT300クラスでもメンテナンス経験がある。 発表に際し、三宅は次のようにコメントした。 「2024全日本スーパーフォーミュラ選手権にスリーボンドレーシングから参戦することになりました。素晴らしいチャンスを頂いたスリーボンド様並びにチーム関係者の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」 「2022年以来の国内最高峰カテゴリーとなりますが、チームの皆さんと力を合わせて最高の結果を残せるように全力で戦いたいと思います。皆様のご声援よろしくお願いします」 また引き続き監督を務める道上も、引き続きチームと共に勝利を目指すと意気込んだ。 「スリーボンドレーシングを支えてくださっている企業の皆様、関係者の皆様、ファンの皆様、日頃よりご支援賜り誠にありがとうございます。今シーズンは昨年リザーブドライバーとしてチームに帯同した三宅淳詞選手をレギュラードライバーとして起用する事となりました」 「三宅選手は同シリーズにおいて、2022年フル参戦1年目の年で表戦台にも上がるパフォーマンスを見せました。当時からの高い順応力を12号車でも期待しています」 「今シーズンも引き続きチーム一丸となって勝利を目指して戦います。ご声援よろしくお願いします」 ■2024年 ThreeBond Racing参戦体制 カーナンバー:12 チーム運営・統括:株式会社スリーボンド チーム代表:阿部正和 監督:道上龍 ドライバー:三宅淳詞 チーフェンジニア:新井凌 アドバイザー:塚越広大 メンテナンス:クインゲルト株式会社
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