「京アニ事件」の死刑判決に持論も…ひろゆき氏が米山議員、井川氏からの総反撃にみる「厳しい現在」
1月25日、『2ちゃんねる』開設者の“ひろゆき”こと西村博之氏が京都アニメーションに放火し36人を殺害した罪など問われている青葉真司被告の死刑判決に関して、Xで持論を展開。だが、著名人らに立て続けに反論されるという“騒動”が勃発した。 【こちらでもバトルに…】「弱者を無条件に助ける」のは〝頭の弱い人〟で、ひろゆき氏VS高須院長のバトルが「またもや勃発」 ひろゆき氏は青葉被告の死刑判決が下されたというニュースをポストしたうえで 《何はどうあれ被害の甚大さから死刑というのはわかるんだけど、死刑になるための人を助けた医療関係者の努力を考えると、「死刑だから助けなくていい」という判断があってもいいような、、、》 と投稿。すると以前、動画でも無知を指摘された“天敵”の米山隆一衆院議員がXで反論。東大卒で医師であり弁護士でもある米山氏は、 《まず判決が確定するまでは死刑になるかどうか分かりません。判決確定後も、執行までは再審もあり得ます。 それ迄は、被疑者・死刑囚としての制限は受けても人権を有し、病気は治療するのが法治国家です。助けない判断はあり得ません》 とバッサリ。 そして米山氏だけでなく、大王製紙の元会長で東大法学部卒の井川意高氏もひろゆき氏に対し 《同じ「死ぬ」でも現場で自分の撒いたガソリンの火で死ぬのと裁判無しで警官に現場で射殺されるのと裁判の結果 死刑で死ぬのでは すべて「死」の意味が違うんだよ》 と返信した。 それらの意見に対してひろゆき氏は、 《死刑囚を生かす治療をするのは「裁判をする為」とか言われますが、生き延びて証言する事で死刑が免れる証言が存在するか?というと今の裁判官の判断基準では死刑一択だな、、と。生かすなら状況証拠だけで死刑が決まる裁判システムを変えないと意味がないかな、、と。》 と投稿すると、再び米山氏は 《これも誤りで、今回問題になった心神喪失が認められれば、今回の案件でも死刑を免れられます。また、実行行為、故意、因果関係、違法性阻却事由の不存在等の認定も必要で、状況証拠だけで死刑は決まりません》 とあきれた様子だ。 だが、これだけでは終わるような“論破王”ではない。ひろゆき氏は 《「人を刑に定めることは裁判官やないとできん。」嘘です。日本は警察官が現行犯を射殺出来ます。現場の警察官が死刑を下す事を法的に国は許容してます。》 と投稿すると米山氏は 《出来ません》 ときっぱり。警察官職務執行法第7条を根拠に否定した。さらに 《何の根拠もなくこういう誤った情報を流し訂正もしない、ひろゆき氏は、本当に如何なものかと思います。TV局はこの様な人物を識者の様に持て囃すのは、TV局の社会的責任として、本当に止めるべきだと思います。》 と“とどめ”を刺した。 警察官の射殺に関しては井川氏も 《現行犯を射殺することは刑に定めてることではない》 と“追撃”した。 「ひろゆき氏は“論破王”などと世間で言われていましたが、米山氏と共演した動画で完膚なきまでに論破されてから、少しユーチューブの再生回数も減ってきたように感じます。’21年ごろなら200万回以上再生も何度もありましたが、最近は20万~30万回ほどですから……」(ワイドショー関係者) 鋭い意見を言い放つ姿が人気だったひろゆき氏だが、一時の勢いを失いつつあるようだ……。
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