熱さで服が溶ける?!燃え盛る大松明を担いでダッシュ!700年続く津島神社の「開扉祭」
熱さをこらえて葭を取り合う観客の姿が…その真相は
午後7時45分、大松明の先端に点火。担ぎ出しまでの間、上田さんは軍手1枚で勇敢に火の調整を行います。 (「前誘導」初挑戦・上田昌也さん) 「あまり燃やしちゃうと担ぐ場所まで(火が)すぐいっちゃう」 しかし、この日は強風で火の調整に苦戦。午後8時、いよいよ担ぎ出しが始まります。火が点いた大松明は担ぎ手たちによって鳥居を通過し、境内を一周して最難関の楼門前へ。緊張の瞬間です。 楼門の向こう側で大勢の観客が見守る中、指揮役の松永さんの合図で無事に通過することができました。その後も、熱さに耐えながら担ぎ続け、最終地点の拝殿前に到着。しかし、神職が2本の大松明の間を通り終わるまでは、担ぎ続けなければなりません。そして、担ぎ出しから約10分、ようやく大松明が地面に下ろされ、その後は、大松明全体に空気を送り込んで一気に燃やします。 これで終わりかと思いきや、今度は観客が激しく燃える大松明のもとへ。実は、燃え残った葭は、箸にすると虫歯除け、玄関に置いておくと雷除けなどの厄除けに効果があるとされ、観客は熱さをこらえながら取り合います。 (「前誘導」初挑戦・上田昌也さん) 「今年は火の回りがけっこう速くて、ちょっと調整が大変でした。僕の背中を見て、次の前誘導やる人が出てきてくれたらいいなと」 今回のベストオブOMATSURIちゃんには、前誘導に奮闘した上田さんを選出。大松明の火と格闘し続けた手で、立派な手形をいただきました。 CBCテレビ「チャント!」3月20日放送より
CBCテレビ