オリオールズ戦に「5番・指名打者」で先発出場した吉田正尚

○ レッドソックス 5x － 3 オリオールズ ● ＜現地時間9月11日　フェンウェイ・パーク＞ 　レッドソックスの吉田正尚外野手（31）が11日（日本時間12日）、本拠地でのオリオールズ戦に「5番・指名打者」で先発フル出場。9月に入り初のマルチ安打をマークし、チームの勝利に貢献した。 　オリオールズの先発右腕・クレーメルと対戦し、一死無走者だった2回の第1打席は右前へクリーンヒット。1ストライク後の低めスプリットを鮮やかに弾き返し3試合連続安打をマークした。 　1－1の同点で迎えた4回の第2打席は、イニング先頭でグリーンモンスター（左翼の巨大フェンス）直撃の二塁打。1ストライク後の低めカーブを巧みに逆方向へ弾き返し、9月に入り初のマルチ安打を記録した。そのあと三塁へ進み、9番・ラファエラの適時打で一時勝ち越しとなる生還。再び先頭だった6回の第3打席は中飛に倒れた。 　2－2の同点で迎えた8回の第4打席は、一死一、二塁の好機でオリオールズの2番手左腕・ペレスと対戦。2ストライク後のスライダーにバットを合わせるも中飛に倒れた。この日は4打数2安打1得点の結果。今季の打率は.287、OPSは.781にアップした。 　レッドソックスは2－3で迎えた延長10回裏、一死一、三塁の好機で4番・オニールがグリーンモンスター超えの30号3ランを放ち劇的な逆転サヨナラ勝ち。今季の通算成績は74勝72敗となり、ポストシーズン争いに辛くも踏みとどまった。