日経平均は「上放れ」か「下押し」かの重大な分岐点を迎える
アメリカではオンライン販売が好調で、実店舗を含めた年末商戦の盛り上がりが予想される(写真:ブルームバーグ)
11月24日の日経平均株価は一時、年初来高値を上回り、大引けでは前日比173円高の3万3625円で引けた。テクニカルに見ると、しばらくは堅調が続きそうだ。そして、この先の勢いがつくか否かが、今後の相場動向を占ううえで非常に重要になってくる。 TOPIX(東証株価指数)は保ち合いに入っているが、騰落レシオで見ると12月4日ぐらいまでは強い相場となりそうだ(将来は値上がり・値下がり銘柄数が同数と仮定してシミュレーション)。 騰落レシオが140%を超えるような「超過熱」の状態になるなら、12月いっぱいは強い相場が続くことになるだろう。だが、もしそこまで過熱しなければ、12月4日ごろにいったんピークアウトしてしまうかもしれない。その分岐点が近づいているといえる。
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木野内 栄治