地元勢6人、1次予選突破 富山競輪・瑞峰立山賞が開幕 雨中の熱戦、12レース
●S級S班登場 初日特選、古性制す 富山競輪開設73周年記念の瑞峰立山賞争奪戦(G3)は29日、富山市の富山競輪場で4日間の日程で開幕した。トップクラスの108選手が雨の中、全12レースで熱戦を繰り広げた。富山、石川の地元勢は7人中6人が1次予選を突破し、会場で応援したファンを沸かせた。S級S班の3人が登場した初日特選は古性優作選手(大阪)が制した。 【写真】初日特選で1着の古性選手 初日は1次予選11レースと初日特選1レースが行われた。 地元勢は第3レースで村田祐樹選手(富山)、第4レースで坂上樹大選手(石川)が2着に入った。第2レースの松田大選手(富山)、第5レースの松崎貴久選手(同)、第6レースの岩本和也選手(石川)は3着、第4レースの笹倉慎也選手(富山)は4着で、それぞれ30日の2次予選に進んだ。第7レースの伊藤健詞選手(石川)は9着だった。 最終第12レース初日特選には今年のオールスター競輪覇者の古性選手、昨年の日本選手権を制した山口拳矢選手(岐阜)、今年の全日本選抜と高松宮記念杯で決勝に進出した新山響平選手(青森)のS級S班3選手が参戦し、古性選手がまくりを決め1着でゴールした。 第8レースは3連単4万9490円の配当で万車券となった。決勝レース「瑞峰立山賞」は9月1日に行われる。 会場では多彩なイベントが催され、31日と9月1日はウォータースライダーや自転車のスラローム走行などが楽しめる。台風10号の状況によって中止になる可能性がある。