『ウルトラマンアーク』出演の西興一朗、3大特撮ヒーロー作品制覇に「まさかウルトラマンからお声がかかるとは…」
■3大特撮制覇! 宇宙刑事シリーズも出演し、『ゴジラ』で5大特撮制覇を目指す
――本作は、すごくウルトラマンらしい素敵な作品だなと感じたのですが、西さんは作品全体のテーマなどをどのように感じていますか? 西:第1話を観させていただいたのですが、すごく明るくて、主人公のユウマに感情移入しやすい作品だなと思いました。子どもたちが観たらとても楽しいだろうなと。逆にコアなウルトラマンファンの大人たちが観たとき、どんな感想を持つのか、ちょっと不安でもあります(笑)。 ――西さんは、「スーパー戦隊」だけではなく「仮面ライダー」にも出演されていて、今作でいわゆる3大特撮作品制覇となりましたね。 西:それを言うなら、僕は宇宙刑事シリーズにも出ているので4大シリーズなんです。あとは『ゴジラ』に出演すれば、5大特撮制覇ですね(笑)。まさかこんなに特撮作品に出演させていただける役者になるなんて思ってもいなかったので、驚きです。 ――特撮作品の魅力とはどんなものなのでしょうか? 西:ほかの作品との絶対的な違いは、子どもたちがワクワクするということですよね。子どもたちに声をかけられる率も圧倒的なんですよ。昨年『アバレンジャー』20周年でファンの方と近くで触れ合う機会があったのですが、やっぱりすごく作品を愛してくださる方々が多くて嬉しかったですね。今作ももし可能ならそういう機会があったら嬉しいです。 ――今回、戸塚さんや金田さんという若い俳優さんとお芝居をしてみていかがでしたか? 西:水谷さんを含めてお芝居がとても上手だったので何も心配がいらなかったです。僕らのころとは全く違う。もし当時の僕と有輝たちが出会ったら引くと思いますよ(笑)。だって僕ら腰パンのストリートカルチャーで普通にやっていましたからね。当時はまだそこまでSNSもなかったし、いま僕らがあんな感じでいたらめちゃめちゃ叩かれていたと思います(笑)。 ――ユウマは父親から「走れ!ユウマ」と言われたことを座右の銘として頑張っていますが、西さんには座右の銘はありますか? 西:最近気をつけているのは、想像していることは実現に向かって動き出そうという思いでやっていますね。大人になって、いろいろな人と接する機会に恵まれて、やりたいことをしっかり口に出して言うと、意外と実現するんだなという実感があるんです。洋服作りたかったらやってみる、YouTubeをやってみたかったらやってみる。やりたいことはやってみようというのは心掛けています。 ――『ウルトラマンアーク』の現場を経験してみていかがですか? 西:最高です! 20年ぐらい役者をやらせてもらっていますが、ご褒美のような仕事でした。現場の雰囲気もいいですし、キャストに対しての愛情もすごくある。あとはお弁当がめっちゃうまい! 本当にお弁当が格別にうまいんです。こんな現場ならあと1年ぐらいやりたいです(笑)。 ――いよいよ放送がスタートしますが、楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。 西:今回僕らが演じるのは、怪獣防災科学調査所という一般市民の方に近い人間なので、より親近感を持っていただけるのかなと思います。戸塚くん演じるユウマの想像力と、温かい仲間との雰囲気などを是非ご覧になっていただけたらと思います。 (取材・文:磯部正和 写真:高野広美) 『ウルトラマンアーク』は、テレビ東京系にて7月6日より毎週土曜9時放送。