天理大が悲願初4強「先輩を超えよう」で4度目の正直、石飛は大会最長安打ならず
◇第73回全日本大学野球選手権第4日準々決勝 天理大3―0帝京大(2024年6月13日 神宮) 天理大は帝京大を3―0で破り、10度目の出場、4度目の準々決勝で初めて準決勝に進んだ。 2日連続の先発登板だった長野健大(4年)が6回無失点の好投。初回無死三塁で2番・藤田大吾(3年)が左前へ先制打を放ち、1―0の3回には先頭の1番・井脇将誠(4年)が右越えソロ、5番・下林源太(4年)が中前適時打を決めて試合の主導権を握った。 主将の下林は「8強の壁を越えられて良かったです。先輩の方々がいい形でつないでくれていたので、“先輩方を超えよう”と常に言いながら新チームからやってきていました」と胸を張った。 下林は、2学年先輩のロッテ・友杉篤輝から譲り受けたピンクのリストバンドを左腕につけてプレー。大会記録となる8打席連続安打を目指した石飛(いしとび)智洋(4年)が4打数無安打に終わった中、下林は「石飛がダメだったときに、俺がやってやろうと思っていました」とチーム一丸で4強に駒を進めた。