書道の合同作品に初挑戦 富山の教室の児童、被災者思い制作
10月12~14日に富山市八尾町中心部で開かれる「坂のまちアートinやつお」に向け、同市の書道教室「天狼(シリウス)の会」(石金朋子代表)に通っている児童10人が23日、出品する書道作品を制作した。 教室は八尾、大沢野両地域の3カ所で開いており、この日は大沢野教室(同市上大久保・大沢野)で活動した。児童は坂のまちアートに毎年出品。これまでは児童がそれぞれ作品を仕上げていたが、今年は初めて合同作品に挑戦した。 児童は縦2メートル、横4メートルの紙に、「みんながいるから元気になれる」などと数文字ずつ交代で書き上げた。能登半島地震や、今回能登地方を襲った豪雨被害などを受け、被災者らを元気づけたいとの思いを込めた。八尾小学校6年の若松杏奈さん(12)は「うまく書けた。見た人に元気になってほしい」と話した。