雪平莉左がまたまたドライバーで飛距離がアップ! 手の使い方を工夫して「簡単なので、みなさんもぜひやってみるべき」
【体を回転させながら、直線的に押す】 関コーチ はい。3つの動きを、クラブを持ってやってみますね。まず下から上。これは当たりも悪くなるし、押せる力も弱いです。ダフリ・トップになりやすいですし、当たっても飛距離が出ません。 そして横振り。中級者の方に結構多いですね。これもヘッドスピードが出ません。 雪平 はい。 関コーチ プロゴルファーは、最後のストレートの動きです。基本的にクラブのグリップエンド側は直線的に動きます。ボールに対して直線です。 グリップエンド(手元)側が円を描くようにクラブを下ろしてしまうと、飛距離も出ませんし、ミスの原因にもなります。グリップエンド側が直線的に動いてしまうと、ヘッド側も直線的になってしまうのではと思う方が多いんですけど、実際は......(関コーチが実際にクラブを振ってみます)。 雪平 ああ。ヘッドはきれいに円を描きますね。 関コーチ グリップエンド側を直線的に下ろす。これが飛距離を上げるコツになります。 もう一つ大事なのは、体の回転なしに押すとクラブがボールのあるところに刺さって終わりになってしまいますので、手は押す動きをしながら体は回転します。 雪平 (右手を押しながら体を回転させる動きを繰り返します) 関コーチ 押します。そうです。この動かし方で、振ってみてください。 雪平 (素振りをします。鋭いスイングになりました) 関コーチ どうですか? スピードが上がった感じがしませんか? 雪平 はい! なんか「シュン!」って回転できて、フィギュアスケートの選手になったような気持ちです。 関コーチ 回転がよくなりましたかね。 雪平 では打ってみますね。(打ちました。飛距離が出ました)なんかいいです! そんなに力を入れなくても、勝手に体が回っていく感じがします。 (もう1球打ちます。さらに飛距離が出ました)これもいいです! 関コーチ いい感じです。飛んでますね。 雪平 本当に何か回転数が増えたんじゃないかというくらい、体の動きに勢いが出ますね。簡単なので、みなさんもぜひやってみるべきです、これは。 関コーチ 飛距離アップしたら楽しいですからね! 雪平莉左 ゆきひら・りさ/1994年6月17日生まれ。愛知県出身。趣味:競馬、ゴルフ、映画鑑賞。特技:ダイビング、乗馬、いちごの大食い。1st写真集『とろける。』が好評発売中。Twitter:@risa_yukihiraInstagram:risa_yukihira 関浩太郎 せき・こうたろう/1974年生まれ。カリフォルニアで最新スウィング、クラブ、トレーニング、メンタル理論を学びミニツアーを転戦。帰国後はクラブ職人に弟子入りしフィッティング理論、クラフト技術を習得。これまでのレッスン生は10,000人以上、リシャフト本数10,000本以上、クラブ&シャフト試打年間400本以上。SEKI GOLF CLUB目黒主宰。年間のベストスコアの達成者数は15年連続で100人以上。
text by Sportiva