中・四国初 「学びの多様化学校」開設 ”地域をキャンパスに”/岡山・津山市
不登校支援に長年携わってきた藤原理事長は「不登校は子ども目線で理解する必要がある。伸びない子はいない、遅れて育つ子もいる。そして、高卒資格さえ取ればよいというのではなく、卒業後に社会参加できるようしっかりウオームアップをさせてあげたい」と強調する。
その上で「保護者に訴えたいのは、まずは早寝早起き朝ごはんという、生活リズムを整えてもらいたいこと。生活そのものが病気になっている子が多く、これをきちんとすれば、全国の不登校数はかなり減るのではないか」と話す。
地域をキャンパスに、さまざまな体験や人との関わりを通して「生きる力」へとつなげていくBloomコース。美作高校は「一人一人が思い描く夢や目標をかなえるために、生徒本人の自分らしさを出せるようなクラス経営、学校づくりに取り組んでいきたい」としている。
津山朝日新聞社