チョ・ジヌンが“血だらけ”でニッコリ 『対外秘』本編とは正反対のメイキング写真公開
全国公開中のイ・ウォンテ監督『対外秘』より、撮影の裏側を捉えたメイキング写真が公開された。 【写真】『対外秘』笑顔のメイキング写真 本作は、権力を競い合う表社会の政治闘争と、莫大な金を巡り、命まで奪い合う裏社会の両方で繰り広げられる騙し合いと裏切りの心理戦、襲撃と返り討ちを描いたサスペンス。韓国では、『THE FIRST SLAM DUNK』を抑えて初登場No.1を記録したほか、カナダ、イタリア、ハワイ、オーストラリア、イランなどの映画祭に出品された。 『悪人伝』のイ・ウォンテ監督が、緊迫感のある攻防劇を映像化。キャストには、『工作 黒金星と呼ばれた男』のチョ・ジヌンのほか、『KCIA 南山の部長たち』のイ・ソンミン、『犯罪都市 PUNISHMENT』のキム・ムヨルらが名を連ねた。 1992年、釜山。党の公認候補を約束されたヘウン(チョ・ジヌン)は、国会議員選挙への出馬を決意する。ところが、陰で国をも動かす黒幕のスンテ(イ・ソンミン)が、公認候補を自分の言いなりになる男に変える。激怒したヘウンは、スンテが富と権力を意のままにするために作成した“極秘文書”を手に入れ、チームを組んだギャングのピルド(キム・ムヨル)から選挙資金を得て無所属で出馬する。地元の人々からの絶大な人気を誇るヘウンは圧倒的有利に見えたが、スンテが戦慄の逆襲を仕掛ける。だが、この選挙は、国を揺るがす壮絶な権力闘争の始まりに過ぎなかった。 公開された写真では、血で血を洗う下剋上バトルが展開される本編とは正反対の優しい雰囲気に包まれた撮影の舞台裏が切り取られている。血糊だらけの顔でもニッコリとスタッフと語り合うチョ・ジヌンや、カメラにピースサインをするイ・ソンミンの姿も。 チョ・ジヌンはイ・ソンミンとの共演について「撮影中は毎日嫉妬して感心していました。共演すればすぐ目の前でイ・ソンミンさんの演技を見る。彼の息づかいと瞬間の顔の震えのようなディテールはとても面白い」と先輩俳優へのリスペクトを明かし、対してイ・ソンミンも「私もチョ・ジヌンさんの演技を見て、嫉妬した」とコメント。一方で、凶悪なヤクザを演じるため10キロ以上増量したキム・ムヨルは、「尊敬する2人の先輩と共演することは光栄なので、迷いはありませんでした」と本作のオファーを即決した理由を明かした。
リアルサウンド編集部