東山紀之社長

　SMILE―UP．は22日、公式サイトを通じ、故ジャニー喜多川氏の性加害問題で、被害者救済委員会の委員長・定塚誠氏が13日に死去したことを報告した。 　同社は昨年、外部専門家による再発防止特別チームの提言に従い、裁判官経験のある弁護士3人（定塚誠氏、杉原麗氏、森倫洋氏）を委員とする「被害者救済委員会」を設置。 　公式サイトでは「この度、被害者救済委員会の発足以来、同委員会の委員長であられた定塚誠氏が、2024年10月13日に急病によりご逝去されました」と発表。 　続けて「委員長として被害者救済委員会の業務を、熱意をもって導いてくださった同氏の突然の訃報に、弊社としても非常に衝撃を受けており、これまでのご尽力に深く御礼を申し上げるとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます」とコメントしている。 　今後の同委員会の体制は、杉原麗委員を委員長代行とし、森倫洋委員との2人体制で補償業務を行うという。 　また公式サイトには、東山紀之社長のコメントが掲載。「このたびの定塚誠先生のご逝去について、大変に驚いております」と述べ、「定塚先生には、昨年9月より、被害者救済委員会の委員長をお務めいただきました。裁判官として多くの性加害事案に携わられたご経験から、500名を超えるご申告者の方々に迅速で公平な補償手続きが進むよう、約1年間にわたり真摯かつ多大なるご尽力をいただきました。他方で、大変なご心労をおかけしたこととも存じます」としている。 　さらに「ここに弊社を代表して深く感謝申し上げるとともに、衷心から哀悼の意を捧げ、ご家族の皆様に心からお悔やみを申し上げます」と述べ、「弊社は、あらためて被害にあわれた方々に寄り添っていくという決意を胸に、被害救済に最後まで全力を尽くして取り組んでまいります」とコメントしている。