泊原発 「新たな防潮堤」の設置工事始まる 基準津波変更に伴い海抜19メートルに 発電所を囲む"長さ1.2キロ" 3年ほどで完成目指すも再稼働は未定 北海道電力
UHB 北海道文化放送
北海道泊村にある北海道電力の泊原子力発電所で、3月28日から津波対策として新たな防潮堤の建設が始まりました。 巨大なクレーンによる、本格的な工事が始まった泊原発。 北電によりますと、新たに建設される防潮堤の高さは海抜19メートル、長さ約1.2キロで、発電所をぐるりと囲みます。
泊原発は福島第一原発事故を受けて自主的に防潮堤を設置していましたが、2015年基準津波の高さが変更。基準を満たさなくなり、新たに作り直すことになっていました。 総工費は約1800億円で、3年ほどでの完成を目指しています。 ただ、再稼働については明言できる状況にないということです。
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