お金の価値よりも、モノ、人、時間、幸せの価値のほうが高い? 物価の上昇と同時に他の価値も上がっている
まとめ
お金は、人間の欲求を満たすための一つの手段です。心理学者アブラハム・マズローによる「マズローの欲求5段階説」によれば、生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求と、段階的に5つの欲求が人間にはあるとされています。 モノの価値が高まるのは、単純に生理的欲求や安全の欲求によるところが大きいといえますが、人や時間、幸せの価値が高まっているのは社会的欲求や承認欲求、自己実現欲求が関わっていると考えることができます。 これらの欲求を経済的に捉えるならば、お金の価値よりもモノ、人、時間、幸せの価値のほうが高まることは現代社会の特徴の一つといえるでしょう。 私たちは人生設計を描くうえで、これらの価値とどのように向き合っていけばいいのか、おそらくその答えは、自分が今、そして将来的に何に幸せを求めるかということに尽きると思います。 執筆者:重定賢治 ファイナンシャル・プランナー(CFP)
ファイナンシャルフィールド編集部