「保険証が使えなくなる?」国が進める「マイナ保険証」とは? 県立3病院で利用促進キャンペーン【徳島】
JRT四国放送
最近、「もうすぐ保険証が使えなくなる」という話を、聞いたことはありませんか? その話、まんざら嘘でもないんです。
保険証が使えなくなる?
国は、これまでの健康保険証から、保険証とマイナンバーカードを一体化させた「マイナ保険証」への移行を進めています。 12月2日から、新しい健康保険証は発行されなくなります。 現在使っている健康保険証は最長1年間は使用できますが、それ以降は使用できません。
いま使っている健康保険証が使えなくなったら?
このため、これまで通りの医療を受けるためには、保険証をマイナンバーカードと一体化させるか、これまでの健康保険証のかわりとなる「資格確認書」を提示する必要があります。 この「資格確認書」は、「マイナ保健証」を持っていない人に、12月2日以降、順次、自動的に送付されます。 「マイナ保険証」には、データを共有できるなどのメリットもある一方、あらゆる機能をマイナンバーカードに集約してしまうことへの不安の声もあります。
「マイナ保険証」の利用促進へ
こうした中、11月21日から徳島県内の県立の3つの病院で、「マイナ保険証」の利用を促進するキャンペーンがはじまりました。 (職員) 「マイナンバーカードお持ちではないですか?」 このキャンペーンは、12月2日からの現行の保険証の新規発行廃止や、2025年5月からの県立病院での電子処方箋システムの導入を前に、徳島県立の3つの病院が徳島県薬剤師会と連携して11月29日までの間、実施しています。 徳島県立中央病院ではこの日、マイナンバーPRキャラクターの「マイナちゃん」と、徳島県のマスコットキャラクター「すだちくん」が登場し、病院の職員らと病院内に設置された利用促進に向けた特別ブースで、来院者にチラシの配布や呼びかけを行いました。 「マイナちゃん」と「すだちくん」は、11月28日にも「マイナ保険証」の利用促進を呼びかけます。