唐田えりか×剛力彩芽が再燃させる“あの熱狂” Netflix『極悪女王』クラッシュ・ギャルズの場面写真解禁
9月19日(木)から世界独占配信されるNetflixシリーズ『極悪女王』の場面写真が解禁された。 【全ての写真】唐田えりかと剛力彩芽が仕草やクセまで研究して演じた伝説アイドルレスラーのクラッシュ・ギャルズ 企画・脚本・プロデュースに鈴木おさむ、総監督に白石和彌というタッグが贈る本作は、80年代カリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本の知られざる物語を描く半自伝ドラマ。主人公のダンプ松本役をゆりやんレトリィバァが文字通り体当たりで演じ、落ちこぼれとしてスタートしながらスターの階段を駆け上がる長与千種を唐田えりか、同期でも最も運動能力が高く技術に秀でていたライオネス飛鳥を剛力彩芽が演じる。 1970年から80年にかけて日本中を席巻した、空前の女子プロレスブーム。“スター”レスラーはリング上で観客を熱狂させるプロレス試合を行うのはもちろん、歌にダンス、連日のTV出演と彼女たちを見ない日はないほど活躍の場を広げ、アイドルに勝るとも劣らない国民的人気を獲得した。その最盛期と言える1980年代当時、最も輝かしい黄金期を築き上げたのが、本作でゆりやんレトリィバァ演じるダンプ松本と相対する「クラッシュ・ギャルズ」の2人だ。 クラッシュ・ギャルズとは、唐田えりか演じる長与千種と剛力彩芽演じるライオネス飛鳥による実在の二人組のプロレスラー。1983年に結成、その翌年には歌手デビューも果たすなど、ビューティ・ペア解散後、女子プロレス界のこれまでの歴史を塗り替える驚異の活躍で日本中を席巻していった。“クラッシュ旋風”と呼ばれるほどの社会現象を巻き起こすと、連日にわたってゴールデンタイムのテレビ番組に出演。CM、歌番組、連続ドラマ、アイドル雑誌や単独コンサートと、熱狂的な親衛隊ファンも各地で生まれるほどトップアイドルレスラーとして誰もが知る存在となった。 その経済効果も計り知れず、クラッシュ・ギャルズは約3年で女子プロ史上最高額の3億円を稼いだと言われており、1万3500人の大観衆を集めた日本武道館での試合(1985年)では、売店だけで1,500万円以上の売上を叩き出したという逸話も残されている。さらに同試合のゴールデンタイム生中継は、同時間帯の男子プロレスを大いに上回る15.1%の高視聴率もマーク。ダンプ松本率いる極悪同盟が登場して以降、クラッシュ人気はさらなる飛躍を遂げ、過去に例をみない空前のプロレスブームを巻き起こした。 スターとして輝かしい日々を送るクラッシュ・ギャルズの2人は、練習生時代から仲の良かった同期生。エースとして期待されていた飛鳥、そして落ちこぼれの劣等生だった長与のコンビは一気に中高生の少女たちを中心に人気を集めたが、2人も元はどこにでもいる普通の少女だった。本作『極悪女王』でも、憧れだったプロレスラーという夢を叶えるためにオーディションに挑み、苦しい練習に耐え、鍛え抜いた先にようやくリングに立つことが出来た2人が描かれている。 本作ではゆりやん、唐田、剛力を中心に徹底的な体作りを行い、当時の試合はもちろん本人たちのクセや仕草に至るまで研究を重ねた上で撮影に臨んでいる。落ちこぼれとしてスタートしながらスターの階段を駆け上がる長与を演じた唐田は「自分と長与さんとの間に何か共通部分があると感じて、この役は絶対にやりたいと思ったんです。」と演じる本人とのシンパシーを感じていたと明かし、「衣装も髪型も再現度が高くて、現場にいると世界観に入り込めました。良い意味で芝居をしている感覚があまりなくて、自然に役に入る感じでした。『何日後に試合だから、 試合に備えて調整しないと』みたいに、会話もすっかりレスラーになっていました。」と話すほどプロレスにのめり込んだ撮影当時を振り返る。同期の中で最も運動能力が高く、技術に秀でていた飛鳥を演じた剛力は「実際の飛鳥さんの映像を見て、ずっと千種さんを追って、守っていると感じて。視る人というポイントをすごく意識していました。」と飛鳥の特徴を捉えながら撮影に臨んだという。 主要なキャラクターだけでなくレスラー役は全員オーディションによって選ばれ、女子プロレス団体Marvelousを率いる長与千種自らが女優たちの肉体改造、プロレスシーンの構成も担うスーパーバイザーとして参加していることも話題の本作。9月12日(木)には本作の配信記念イベントが後楽園ホールにて開催され、その追加登壇者も本日発表されている。 なお、本日8月21日は1984年にクラッシュ・ギャルズがデビュー曲「炎の聖書(ほのおのバイブル)」を発売して40周年の記念日。ファンの中でも語り継がれるこの名曲は、彼女たちがアイドルレスラーとして不動の人気を誇るきっかけとなった。