10月工作機械受注額9.4%増 アジア大型受注寄与
日本工作機械工業会(会長=稲葉善治・ファナック会長)がこのほど発表した10月の受注確報によると、工作機械受注額は1225億5000万円(前月比2・2%減、前年同月比9・4%増)となった。前月比は2カ月ぶり減、前年同月比は3カ月ぶり増で2カ月続いて1200億円を超えた。内需は前月の年度半期末効果の反動で減少したが、外需はアジアなどでの大型受注などが寄与し増加した。同会がまとめた24年受注見通しの1兆5000億円に対して、1―10月累計は1兆2226億9000万円に達し、ほぼ見通しレベルの圏内で推移する。