【山形】冬眠の場所を知らない? クマの目撃情報相次ぐ
YTS山形テレビ
本格的な降雪シーズンに入りましたが、県内では連日人里でのクマの目撃が相次いでおり、県は注意を呼びかけています。 県や警察によりますと、12月9日からきのうまでの1週間で、県内ではクマの出没・目撃情報が5件寄せられています。 県によりますと今年は餌となるブナの実などが多かったこともあり、12月8日現在のクマの目撃件数は322件と去年の同じ時期に比べ半数以下でした。 12月に入ってクマが相次いで目撃される状況について県の担当者は、冬眠の場所を知らない子グマが人里にきている可能性を指摘してします。 【県みどり自然課 石山栄一課長】 「母グマが駆除されたということもあるかもしれないが、親グマとはぐれて冬眠する場所が分からず(人里に来た子グマが)目撃されたということも考えられる。冬眠前で餌を求めて活発に動き回る時期でもあるのでカキなどの取り残しの果実を放置しないでいただきたい」 また県はクマが活発に活動する明け方や夕方などの薄暗い時間帯は鈴など音が鳴るものを持って行動するよう呼びかけています。