「定額減税」4人家族ならいくら減税?妻が途中で「103万円の壁」超えたらお金を返すの?よくある疑問にお答えします
物価上昇に備えるために
今回は「定額減税」によりどのくらい減税されるのかを見ていただきました。 しかし、定額減税は限定的な政策であり、今後も自助努力で資産形成していく必要性は高まっていくでしょう。 物価上昇に対応するためには、預貯金だけでなく、資産運用などを活用していくことも重要になります。 老後生活を支える資産づくりの方法として、よく挙げられるものに「NISA」や「iDeCo」、「個人年金」などの資産運用がありますが、どの手段が適しているのかは年齢やライフプランで異なります。 不安な方は、金融機関やFPなどのプロに相談するのも一つの手段ですね。 自分に合った方法を見つけるためにも、まずは情報収集から始めてみるのがおすすめです。
まとめにかえて
今回は定額減税の概要と減税額について解説してきました。 定額減税が終了したあとも、おそらく物価上昇は続いていくでしょう。 思うように賃金が上昇していかない昨今では、自分が働いて稼ぐだけでなく、お金にも働いてもらう工夫が必要です。 ゆとりある老後を迎えるためにも、今からできる資産形成について考えておきましょう。
参考資料
・国税庁「令和6年分所得税の定額減税Q&A」 ・国税庁「定額減税 特設サイト」 ・国税庁「令和6年分所得税の定額減税のしかた」
本多 奈都子