「ゴルフでもギターでもなく」43歳でミシンにハマったコカドケンタロウ「坪倉には手作りパンツを贈りました」
── 商業用ミシンというのは、普通のミシンとは違うのでしょうか? コカドさん:商業用ミシンは真っすぐにしか縫うことができないのですが、ものすごくパワーがあるため、デニムやレザーも縫うことができます。ただ、それだけではやはり不便だったので、そのあとにいろいろな縫い方ができるロックミシンをゲットしました。 ロックミシンはプロや本気でミシンを趣味としている人が使う、かなり本格的なものです。たとえば、普通のミシンではできない、生地の端がほつれないように布の端を糸で巻き込むように縫う方法「かがり縫い」ができます。それをSNSにアップしたところ、「コカドがなにかすごいミシンを買った。これは本気かもしれない」とミシンをやる方たちから注目されるようになったんです。
■ミシンの先生は「インスタライブ」 ── 衣服制作のための型紙作り(パターンの引き方)や制作方法などは、どのように勉強されたのですか? コカドさん:基本的には独学です。その様子をSNSやインスタライブで流すと、「それは違う」とか「ここはこうやったほうがいい」などミシンの先輩たちがアドバイスをくれるんです。その方たちに教えてもらいながら、ここまで上達してきた感じですね。タレントでゼロから趣味でミシンを始めた人があまりいなかったようで、みなさん温かく見守って応援してくれるのがありがたいですね。
最初の半年はバッグばかり作っていたのですが、ほかのものも作ってみたいと徐々に思うようになり、パンツを作ってみることに。でもパターンなんて引いたことがないのでわかるはずもなく、それで古着屋の友人に相談したところ、使わなくなったパターンをくれました。それを自分用にアレンジしてYouTubeを見ながら作っていたのですが、前ポケットのつけ方がわからず、また友人のところに駆け込むことに…。やり方を教えてもらってそれを真似して、さらにインスタライブでアドバイスをもらって…、という感じで、パンツ作りは上達していきました。