【大雨】「年々激しくなっている」2日も激しい雨 濁流にのまれた道路 農作物への影響は 福岡
一方、こちらは1日夕方の久留米市北野町の様子です。川から水があふれ、辺り一面、広い範囲で冠水しています。 ■元木寛人フィールドキャスター 「福岡県の担当者がビニールハウスが浸水しているか調査しています。」 2日午前、福岡県から依頼を受けた調査会社の関係者が、冠水が確認されたエリアを中心にビニールハウスを見回っていました。この地域は毎年のように水害の被害を受けていて、2023年は100棟以上のビニールハウスが浸水しました。2日の調査では16棟で浸水が確認されました。
■農業・佐藤弘也さん 「道は通れたが、田んぼは つかりかけている状態で、あちらから水が濁流のように流れてきていた。」 佐藤弘也さんは、この地域で農業を営んでいます。チンゲンサイを育てているビニールハウスに被害はありませんでしたが、先週土曜日に稲を植えたばかりの田んぼが冠水しました。心配していたのは、タニシによる被害です。
■佐藤さん 「いまは土の中にいるのでいいが、 水位が上がるとジャンボタニシが浮いて、苗の先の方が柔らかいので食べて苗がなくなる。植えた直後はどうしても弱いので被害を受けやすい。」 佐藤さんはイネの生育に影響が出ないか、不安を募らせていました。 ■佐藤さん 「また、ことしもかと。まだ梅雨明けしていないので、 水害にヒヤヒヤしながら仕事をしないといけない。」 3日は梅雨の晴れ間となりそうですが、今後も大雨への警戒は続きます。