優勝額に大の里奮起 両国国技館で贈呈式「何度も経験できるよう」
●8日から秋場所、大関目指す 5月の大相撲夏場所で「史上最速」の幕内優勝を果たした関脇大の里(津幡町出身、二所ノ関部屋)の優勝額贈呈式は7日、東京・両国国技館で行われた。8日初日の秋場所の成績次第で大関昇進の可能性がある大の里は「この経験を何度もできるように頑張りたい」と意欲を示した。 優勝額は縦3・17メートル、横2・26メートル、重さ約60キロ。金沢市に支店があるアイ工務店(大阪市)が贈った化粧まわし姿の写真とともに、優勝時の「小結 大の里泰輝」のしこ名が記された。秋場所初日の8日に除幕式があり、館内に掲げられる。 羽織はかま姿で贈呈式に出席した大の里は、緊張した表情で小さいサイズの額を受け取った。大の里は「しっかり稽古は積んできた。実力を発揮できるよう一生懸命頑張りたい」と語った。 大の里は秋場所で12勝を挙げれば、大関昇進の目安とされる直前3場所の合計33勝に到達する。初日は東前頭2枚目の熱海富士と対戦する。