【フィギュア】今季引退の白岩優奈、最後の全日本終える「うるっと」今後は「パソコン、カタカタ」
<フィギュアスケート:全日本選手権>◇22日◇最終日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇女子フリー 【写真】「オトナかわいい」ネイルを見せる、16歳のときの白岩優奈 世界ジュニア選手権に3度出場するなど活躍してきた白岩優奈(23=関大)が最後の全日本選手権を終えた。ショートプログラム(SP)18位で迎えたフリーは119・72点、合計178・72点。「ついにこの景色も最後かと少し感慨深いというか、うるっときてしまいましたけど」と演技後には照れたようにし、「演技中は気持ちを切り替えられて、落ち着いて丁寧に。目標にしていた1つ1つ丁寧に。サルコー以外はできたかなと思っています」と振り返った。 今季をラストシーズンと決めてきた。「この全日本でいい演技をするためだけに、1年間、笑顔で終えられるようにっていうのを目標に、自分自身と向き合って追い込んできた」。冒頭、最後に成功させたいと努力を続けてきたルッツ-トーループの連続3回転を決めた。中盤の3回転サルコーで転倒はしたが、目標通りに最後は笑顔で終え、万感の思いをリンクに刻んだ。 「次の人生に向けて悔いなく一歩進んでいけそうかな」。今後は就職し、会社勤めになるという。「パソコン、カタカタすると思います」とし、「試合を通して、準備することの大切さを感じてきた。今後、社会人として社会に貢献するにあたって、しっかり準備していきたい」と競技経験を生かしていく。